プノンペン、ホーチミン間のおすすめバス会社を解説してみる

 今回の記事では、プノンペン、ホーチミン間の移動に便利なバス会社についてまとめてみます。現在、この区間を移動するには飛行機は割高なので、バスが有力な選択肢になってくると思います。バス会社によってターミナルの位置も多少異なり、車内の快適性も変わってくるので、10社以上のバス会社を利用したことがある私の乗車経験をもとに、各バス会社を紹介していきたいと思います。
バベット=モクバイ国境にて



昼行便

 現在も10社以上の会社がこの区間を運行していますが、所要時間はほぼ同じです。運が良ければ6時間で着くこともありますが、通常は7時間かかると思っておいた方がいいと思います。

 料金は、下記で特記していない限りプノンペン発で10ドル-12ドルくらいです。乗車時間が長いので、ちょっとケチるくらいだったら3列シートのゆったりした座席のバスの方がいいと思います。
プノンペンのホーチミン行きバスターミナルにて

3列シートバスのススメ

 この区間では横3列シートのバスが走っているので、可能ならそのような会社を選んだ方がゆったり座れて得策だと思います。以下、個人的におすすめの2社を紹介します。

DANH DANH

 まず紹介するおすすめの会社は赤いバスの DANH DANH (D&D)社です。
 一日6往復走っていて、
プノンペン発が  6:30、8:30、9:30、11:30、13:30、15:30
ホーチミン発が  6:30、8:00、9:30、11:30、13:30、15:30
です。この会社のおすすめポイントは、
  • 大型バスで横3列シートの快適性
  • プノンペンのターミナルがシハヌーク通りのオリンピックマーケット近く
  • ホーチミンのターミナルがファングーラオ通り沿い
 で、両都市の中心部を発着する3列シートのバスで本数も多いので、この会社が最もおすすめかなと思います。お客さんはベトナム人が多く、ホーチミンまで乗った際は終点のファングーラオ通りまで乗った人は少なく、結構途中下車が多かったです。

Phuong Heng

 同様に、黄色いバスのPhuong Heng (PH)社もおすすめです。
 一日4往復走っていて、
プノンペン発が  6:30、8:30、13:00、15:30
ホーチミン発が  6:30、8:30、13:00、16:00
です。
黄色いバスのPH社
 PH社のおすすめポイントもD&D社と同じ3点なのですが、こちらのほうが本数が少ないので二番目にしました。乗ってしまえばどちらも同等に信頼性のある会社だと思っています。
 ただ、先日ホーチミン16時発の便に乗った際は、昼行便の最終便ということもあり、ベトナム国内でよく止まってお客さんを乗せていたので結構時間がかかりました。



 以下、私が乗車したことのある、その他の3列シートのバス会社を簡単に紹介します。

Phuong Trinh (PT)社

 青色のバス。バスが若干古く、ホーチミンのターミナルが離れていて不便です。以前は無料で弁当の朝食サービスがありました(現在は不明)。

15SH社

 赤っぽいバス。後方にいつも貨物が乗ってる印象があります。バスはあまりきれいではないですが、営業力が弱いのか、空いていてゆったり座れる場合が多い気がします。


 続いて一般的な4列シートのバス会社で私がおすすめする会社について紹介します。

KUMHO SAMCO BUSLINES

 4列シートですが、バスが比較的新しいです。各ターミナルも市内にあり、4列シートの中では一番良いかと思います。他のバスと比べて、前後の座席の間隔が広いような気がします。

LONG PHUONG (LP)社

 緑色の塗装のハイデッカー車なので外見及び車内からの眺めは良いですが、車内はそんなにきれいではない印象です。ターミナルも市内にあります。

 以下、使ったことはありませんが旅行者に人気のバス会社について、外から見た印象です。

Giant ibis Transport

 料金が$18で、他の会社の倍近い値段になってしまいます。値段が高いので、客層は良いと思います。他の路線を利用した際、運転手、接客のサービスは高いと感じました。リバーサイドから乗れるメリットはありますが、なんせ値段が高いので、個人的にはあえて選ぶ必要を感じていません。

Mekong Express

 料金は$12で、乗ったことはありませんが、リバーサイドから乗れるのはメリットだと思います。外国人旅行客の利用者が多く、サービスがしっかりしているイメージがあります。

 続いて、利用したことがあるけど個人的な感情からあまりおすすめしない会社について簡単に書いてみます。

Phnom Penh Sorya

 車内は汚く、時間がよく遅れるのであまり使いたくない会社です。老舗のバス会社でカンボジア中に路線があることと、プノンペンの中心であるセントラルマーケットの前にターミナルがあることが長所です。

Khai Nam

 通常の4列シートのバスですが、ホーチミンのターミナルが中心部から結構離れたところにあって、夜に到着した後に非常に困った思い出があります。

Sapaco Tourist

 車内があまりきれいではないし、夜暗くなってからバスの故障で一時間以上路上に止まった経験があるので、もう使わなくていいかなと思います。

Capital Tour

 カンボジアに来る旅行者には割と有名な会社ですが、車両は古くてあまりきれいではないです。プノンペンのターミナルはオルセー近くで利便性は高いと思います。

休憩地点

だいたいどのバス会社も、この行程内で2回休憩します。

①つばさ橋の先(ネアクルアン)

TELA
 プノンペン出発後、約2時間で最初の休憩地点に到着します。ネアクルアンにはバス会社が使用する休憩所が3か所ありますが、最もよく利用されるのは「TELA」というガソリンスタンドです。トイレは大きいです。売店とCPのチキン売り場がありますが、ちゃんとした食事をする場所はありません。

②バベット

 カンボジア、ベトナム国境のカンボジア側の国境の街でもう一回休憩します。ここではバス会社がそれぞれ契約している食堂に入ります。ガラスケースの中に並んでいる料理を指さして注文するスタイルで、一食だいたい2ドルくらいです。

 また、国境ではカンボジア側、ベトナム側それぞれでバスを降りてパスポートチェックをしますが、その際にトイレに行くことは可能です。

夜行便

 プノンペン、ホーチミン間には一応、夜行バスが走っています。プノンペンのリバーサイドにあるVirak Buntham社で、プノンペンを深夜1時半発で昼の12時半にホーチミンに到着するというスケジュールで、片道14ドルです。

 私も途中まで乗ったことがありますが、フラットの席なので横になれますが、横2-2列なので、知らない人と一緒に仕切りの無い狭いベッドに寝ることになり、あまりお勧めできません。
 これを一人で利用するくらいだったら、プノンペンで安いドミに宿泊し、プノンペンを朝早く出るバスで行ったほうがいいような気がします。

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2 件のコメント :

  1. とても詳しくて、ありがとうございます。

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    1. 閲覧ありがとうございます。
      ぜひ他のページもご覧ください

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