CP(ポルトガル国鉄)特急IC リスボン→コインブラ1等車乗車記

 リスボンからコインブラまで、ポルトガル国鉄(CP) の特急Intercidades(IC)513列車の1等車を利用しました。その旅の備忘録です。
ポルトガル国鉄の特急IC

チケット購入

 チケットはCPの公式サイトから購入しました。このサイトは時々エラーが出ますが、英語でチケット購入ができるので便利です。なんといってもある程度前に購入すると割引価格で購入でき、座席指定ができるのでかなりお得だと思います。

CPの公式サイト

 私はLisboa-orienteからCoimbraまでのチケットを15ユーロで購入しました。通常価格ですと1等で25ユーロ、2等で19.8ユーロなので、通常の2等の価格より安い値段で1等車に乗れたことになります。
 車内で車掌さんが検札に来た際には、名前を呼ばれましたが、チケットのコピーか、CPのアプリの画面を見せればオッケーです。パスポートは見せなくて大丈夫でした。

乗車

 この電車はリスボンのサンタアポローニャ駅が始発ですが、利便性の高いオリエンテ駅で乗車する人のほうがかなり多い感じでした。私もその一人です。
リスボンオリエンテにて
 この列車は機関車1両に客車3両(2等2両、1等1両)の編成でしたが、リスボン・オリエンテ駅を出発した際には1等車は満席になっていました。

 
1等車の車内にて
 ポルトガル国鉄は日本の新幹線よりも広い線路幅ですが、1等車は2列と1列の横3列配置なので、かなりゆとりがあります。
座席
 座席の座った感じは日本の昔のグリーン車のような座席です。最初から傾いていて座り心地は良好ですが、リクライニング機能はありません。また、座席の向きが固定なので、事前にちゃんと調べて購入しないと知らない人と向かい合ったり、ずっと後ろ向きの可能性があります。席によってはコンセント付きの席がありますが、座席数が少ないので私が買った時には売り切れていました。

 wifiはこの時は故障中ということで使用できませんでした。
後ろからの景色
 1号車は一番後ろに連結されていたので、後ろに行ったら景色がよく見えました。
ラウンジ
 また、1号車の半分はラウンジのようなコーナーになっており、自由に座れる椅子や簡単な飲食が販売されていました。こういうフリースペースは日本ではなくなりましたけど、列車の旅の魅力が高まる気がしていいですよねえ。

車窓1
 車窓はほぼ畑で、のんびりしています。
車窓2
 ICは特急ですが小さい街に止まっていくのでコインブラまで約2時間かかります。ノンストップのAPだと1時間半です。ポルトガルの鉄道はよく遅れると聞いていたのですが、ほぼ時刻通りに到着しました。

コインブラ

 コインブラで特急が停車する駅は、街の北部にあるコインブラB駅です。街の中心にあるコインブラ駅までは普通列車に乗り換えて行きます。
コインブラBにて
 コインブラ駅の普通列車は駅の一番端のホームから出発しました。
コインブラ駅行き普通列車
 一駅乗っただけですが、明るくてポルトガルっぽさも感じる車内でした。

車内
 コインブラは世界最古の大学のある街ですが、街自体はちいさくて落ち着いており、居心地の良さを感じました。

コインブラ駅前にて
(2019年6月乗車)

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