「足元が最も広いエコノミー席」で行くエバー航空BR138便 台北・桃園→函館 搭乗記

 台北・桃園国際空港から函館空港への直行便に搭乗しました。現在のところ函館空港を発着する国際線の定期便は台北からの路線のみになっており、最大でも一日に2往復とレアな存在になっています。
 今回は台北9:50発、函館14:30着のエバー航空BR138便に搭乗しました。

予約・搭乗

 今回はホーチミン発函館行きの乗継便として購入したので、ホーチミンでチェックインを行いましたが、購入自体はエバー航空の公式サイトから行ったので事前に座席指定ができました。座席の評価をまとめたサイト「Seat Guru」にて良い席として評価されている38Kがたまたま空いていたので、そこで指定させてもらいました。
 ちなみに、同様に良い座席とされている非常口席はこの段階では指定不可でしたが、当日は空いていたので別枠なのかもしれません。
搭乗口にて
 今回は桃園空港の混雑が重なり2時間ほど出発が遅れました。航空会社の問題ではなく空港側の問題のようで、この時間帯は発着便が多く誘導路やエプロン等の設備も不十分なのかもしれません。


使用機材はA321-200

座席

 希望した座席の場所は非常口席の一つ後ろの席です。非常出口の脇にはCAさんが着席するための椅子が反対向きに備え付けられているので、通常は通路を挟んで3席ずつあるところが、非常口席のみ2席ずつの配置になっています。その後ろの列の窓際席は前の席が無いので足元が超広くなっている、というわけです。座席は普通のエコノミーですが、前の障害物までの距離という観点だとビジネス席よりも大きいと思われます。
座った感じ
 前の席が無いので、安全のしおり等が入っているポケットは窓の下、テーブルは肘掛けの下の収納式になっています。足元が広い代わりに、前の座席の下に荷物が収納できないのは仕方ありません。また、離陸時、着陸時にCAさんが向かい側に座るので、少々恥ずかしいですが足元の広さのメリットを考えれば取るに足らないレベルです。
 また、この座席のメリットとして、窓側席ですが通路へ直接アクセスが可能なことが挙げられます。安定飛行時はCAさんが席に座ることは無いので、非常口席の前を通り、トイレへのアクセスが簡単です。
 A321なので個別の座席モニターは無いのは残念ですが、非常口席の前にモニターがついているのでモニターは近いです。飛行中は台湾映画を上映していました。




機内

 函館への飛行時間は約4時間半で、離陸後約1時間で機内食が出ました。牛肉のご飯または豚肉のビーフンという選択でした。不味くはなかったです。
機内食(豚肉のビーフン)
 搭乗前は台北ー函館便なんてお客さんいるのかなあと思っていましたが、座席は9割ほど埋まっており、ほとんどが台湾人で日本人は1割くらいだったと思います。北海道への渡航が天災によって敬遠される傾向がある中で、ありがたい限りです。
 お客さんが割と多かったこともあってか、トイレの行列が結構長かったような気がします。トイレの中には手洗いソープのほかに香水みたいのが4種類くらい置いてあったので、時間がかかったのかもしれませんが。

到着

 函館空港へは西側からのアプローチになり、函館山が右に見えました。
曇天の函館
 国際線のターミナルは西側にあるので、一番西側のボーディングブリッジに着きました。

函館到着
 階段を降りるとすぐに病院の受付のような入国審査場がありますが、スペースが狭くて台湾人があふれかえっていました。日本人は一番手前に専用レーンがあるので、すんなり通過できました。預入れ手荷物が無ければ飛行機降りてから5分かからずに外に出れるレベルのコンパクトさです。

 ただ、荷物を預入れたので入国審査をすんなり通れても荷物が出てくるのに30分くらいかかってしまい、結局入国審査で並んでいた台湾人と同じくらいになりました。
 その後、1日2本の国際線ということもあってか、成田や羽田の比ではないくらい税関の方が気合いを入れて一人一人チェックしていました。私もカバンを開けて中身を一つ一つ確認されました。
到着出口
 そんなこんなで、飛行機を降りてから出口に至るまで30分以上はかかりました。空港はコンパクトながら、所要時間は成田と変わらなかったです。
 ちなみに、函館空港に両替できるところは無いようです。私も国際線ロビーを探しましたが、以前あったとされる北洋銀行の外貨自動両替機は見つかりませんでした。国際線のある空港で両替できないのは不便だなあと思うのですが、どうなんでしょうか。

(2018年10月搭乗)

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