Giant Ibis(ジャイアントアイビス)夜行バス プノンペン→シェムリアップ乗車記

 今回プノンペンからシェムリアップへの移動に、外国人に人気のバス会社、Giant Ibis社の夜行バスで移動しました。乗車完了までいろいろあったので細かく記録します。おそらくこの区間の夜行バス(寝台バス、ナイトバスともいう?)としては一番快適な会社だと思います。
プノンペンにて

夜行バスのチケット購入

 事前に予定日が決まっていたので、GiantIbisのターミナルに直接出向いてチケットを買ってきました。プノンペンからシェムリアップまで一席15ドルです。GiantIbisは自社のウェブサイトからでもチケットを買うこともできますが、チケット1枚につき手数料が1ドル上乗せされます。
Giant Ibisのバスターミナルはナイトマーケット前にあります。この界隈は多数のバス会社のターミナルになっており、混雑時はバスと人であふれています。

 Giant Ibis社は1日に3本、プノンペン、シャムリアップ間に夜行バスを3本走らせており、プノンペン発だと22:30、23:00、23:30発があります。
 受付で聞いたところ、22:30発と23:30発のバスが完全にフラットになるタイプの座席と聞いたので、22:30発のバスを購入しました。

予約変更手続き

 バスのチケット購入をした数日後、やむを得ず乗車日を変更しないといけない事態が発生してしまい、とりあえずGiant Ibisの公式サイトのチャットから相談してみました。スタッフ曰く、ターミナルで購入したチケットは本来はターミナルにチケットを持って行って変更手続きをして欲しかったようですが、なかなか行く時間が取れなかったのでチケットの番号の写真を送って、希望日時と希望するシートを仮押さえしてもらい、乗車予定時刻の4時間前までにターミナルでチケットを交換してもらえばいいよ、ということになりました。

 チケットの変更手数料は無料です。私は当初の乗車予定日を前倒しにしたい、という変更でしたが、先送りにする変更も14日以内ならできるみたいです。チャットの返信スピードは対応スタッフによってまちまちですが、理解しやすい英語で返ってくるので安心です。変更は一回のみできます。(チケットの変更の変更はできません)
 こういう対応もGiant Ibisなら安心してできたので良かったなあと思います。




夜行バスに乗車

 前置きが長くなってしまいましたが、ようやく乗車です。チケット購入時に、「20分前にはターミナルに来てね」って言われましたが、バスも時間通り定刻の20分前に来ました。バス待ち用の椅子はターミナル内外合わせて20個くらいしかないので、座りたい人は早めにどうぞ。
 時間つぶしは目の前のナイトマーケットをぶらぶらしていれば何とかなると思います。
Giant Ibisバスターミナル
 バスに乗車前、大きな荷物はできるだけトランクに預けたほうがベッドが広く使えていいと思います。(荷物引き換え用カードあり)。靴はバスの入口で脱ぎますが、そこで靴を入れる袋をくれます。バスの入り口で水ももらえます。
座席(2人用席下段)
 車内は2列+1列の横3列仕様で、上下2段、全30席のトイレ付きです。2人用の席は仕切りが無いので、1人の人は1人席を選んだ方がいいと思います。
 乗車時に各座席に枕とブランケットがセットしてあります。
空調、照明、プラグ
 各座席に空調とプラグがついており、寝ながら充電ができます。私も出発時に充電して、朝起きたら充電が100%になっていました。
 また、各座席用の照明がありましたが、これは壊れていて電気がつきませんでした。
 そのほか、ベッドの足元側には網がついており、小物を入れるに便利でした。

 個別の仕切りですが、通路側は頭部分のみカーテンがあり、縦方向は頭が隠れるくらいの仕切りの高さがあります。密室空間にはならないので、フラッシュを使って写真を撮ったり、スマホで明かりを使ってると気になると思います。私の乗車時には発車後15分くらいは周囲で少し明かりがありましたが、その後は静かに寝静まっていました。

 出発は定刻から10分遅れの22:40にターミナルを出発しました。
 私も最初は道路がガタガタして寝れなさそうだなあと思っていましたが、発車後30分もしないうちに意識が飛んでしまったので多分快適だったのだと思います。私は下段で、最初は少しバスのエンジンの振動が気になりましたが、問題になるほどではなかったです。

 乗る前はバスの冷房の効きすぎが怖かったのですが、このバスはそんなに寒くなく、ブランケットもあったので問題ありませんでした。

途中休憩

 私は寝ていたので全く記憶にないのですが、スマホの記録によると1:53~2:23までの30分間、コンポントムの市場の前で途中休憩をしています。ここまで166㎞を3時間13分で走っており、時速50㎞くらいで運転していたようです。

到着

 シェムリアップ到着はちょうど朝の5時ごろ、郊外のバスターミナルに到着しました。下車時にお手拭きをもらいました。

 

 このターミナルは中心部からは少し離れているので、トゥクトゥクでの移動が基本かなあと思います。宿泊予定のホテルが決まっていれば、お願いすれば迎えに来てくれると思います。もちろん普通のトゥクトゥクもターミナル前でいっぱい待っています。
シェムリアップに到着。まだ暗い
 朝5時はまだ暗いです。ホテルの迎えの車が遅れたので、ターミナルでしばらく待っていると、5時半までの間にバスがもう2台入ってきました。プノンペン夜11時発と夜11時半発のと思われます。

Giant Ibisを使ってみて

 旅行者に人気なだけあり、やっぱりいいです。席もきれいで、運転も滑らかで全く問題ありませんでした。値段は15ドルとこの区間を走る競合他社と比べて(最も?)高いですが、快適なので移動の間にしっかり寝れるというのはメリットが大きいと思います。
 車内での案内も常にクメール語と英語の両方で話していました。お客さんは8割以上は観光客かなあ、という見た目でした。
 特に問題が無かったので、また機会があれば利用したいと思います。

(2017年9月乗車)

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