カンボジア・ロイヤル鉄道 シアヌークビル→カンポット乗車記

 カンボジアの鉄道・Royal Railwayが運営している旅客列車に乗ってシアヌークビルからカンポットまで旅をしました。
 シアヌークビルは交通渋滞の悪化および道路の破損箇所が多数出ているため、この区間の移動であれば鉄道の利用が早くて楽です。
 ただし、問題は週末しか走っていないので、時刻表を確認して利用する必要があります。 

 今回はシアヌークビルから朝7時に出発する便に乗車し、カンポットまで乗車しました。
大雨の朝、シアヌークビル駅にて

乗車

 乗車した日は大雨が降っていました。6時半ごろに切符売り場が開き、お姉さんからカンポット行きの切符を購入、5ドルでした。

 
駅舎内にて
 この日はプノンペン空港用の車両が1両で運転でした。
車両
 車内は転換クロスシートが並び、思った以上の乗り心地の良さです。

 朝7時のシアヌークビル発なんてガラガラだろと思っていましたが、すべての区画が埋まるくらいのお客さんを乗せてシアヌークビルを発車しました。カンボジア人がほとんどでしたが、利用者は多かったです。
車内



車窓

 シアヌークビル駅を出発後、しばらくは海沿いを走ります。海から離れるとアップダウンのある丘陵地を走り、国道4号線と交差した後は田んぼや川を何個か渡りながら左手にボーコー山が見えてきます。
 カンポットまでは約2時間でほぼ時刻表通りに走破し、最高時速も60㎞まで達する立派な走りっぷりでした。
ボーコー山を望む

カンポット駅

 カンポット駅に到着すると、シアヌークビルから乗ったお客さんの半分以上は降車しました。列車から降りるドアの所にはトゥクトゥクのドライバーが群がり、客引きを行っています。
カンポット駅にて
 駅は市内中心部から北東に少し離れたところで、市内まで歩くにしては少し通りですが、カンポットでもpassappが利用でき、トゥクトゥクを呼ぶことができます。私の場合は5000リエルくらいで市内まで行けました。

駅前に停車しているトゥクトゥクの群れ
 カンポットからプノンペン方面へも多くのお客さんが乗っていたので、座れるか心配になるほどの大盛況ぶりでした。
 カンボジアの鉄道にしっかり乗るのは初めてだったので、どんなもんかなと不安視していましたが、思った以上にちゃんと走っており、区間によっては利用価値は高いと思います。
(2019年9月乗車)

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