プノンペン市内の移動は市バス+配車アプリの利用が格安&便利

 車やバイクを持っていない人にとって、プノンペンでの移動はトゥクトゥクまたはモトドップが当たり前でしたが、最近の路線バスの拡大及び配車アプリの普及によって、従来よりも安くて便利に移動できるようになっています。

①市バス

 プノンペンの市バスは現在9路線まで拡大し、市内各地の移動と郊外を結ぶ市民の足として重要な役割になりつつあります。道でバスを見かける頻度も増え、お客さんの数も増えたような気がするので、以前と比べて信頼できるようになったと言えると思います。

 市バスの良いところは、どこまで行っても1500リエル!これに尽きます。市内中心部から空港とかタクマオとかまで行っても同じ値段ですから、長距離になればなるほどお得です。
タクマオにて。ここまで来ても1500リエル
 バスだと渋滞にハマって遅いイメージがある方もいると思いますが、昨今のプノンペンの渋滞を見る限り、バスでもタクシーでも大差はなく、はまってしまえばどちらも結局遅いです。だったらバス移動でいいじゃん、というのが私の結論です。

②配車アプリ

 配車アプリはスマートフォンなどからトゥクトゥクやタクシーを呼べるアプリで、プノンペンでは2016年頃から一気に普及が進みました。今までは運転手と料金交渉が必要で、高い金を吹っ掛けられてイラっと来ることも多々ありましたが、配車アプリを使えば距離や乗車時間に応じて金額が自動計算されるので、交渉のストレスが減ります。
 値段も安く、従来のトゥクトゥクと比較して半値以下になる場合もあります。
インド製のトゥクトゥク


おすすめの配車アプリ

 私は今まで「iTsumo」や「PassApp Taxi in Cambodia」といったカンボジア産のアプリを使用していました。便利なのは間違いないですが、どちらも私と相性が悪かったのか、全然車が引っかかってくれなくて待ち時間が長いのが難点でした。

 2017年に入り、「Uber」や「Grab」といった外国で普及しているアプリがカンボジアにも導入されると、圧倒的に便利に、かつ安く利用できるようになりました。

Uber

 Uberは毎週のようにクーポンを発行しており、例えば、「8回まで2ドル引きで乗車できる」クーポンが発行されています。

私の利用履歴を見ると、割引前のタクシー料金は

  • オルセーマーケット→ナイトマーケット 2.39ドル
  • シティモール→ソリヤセンターポイント 2.47ドル
  • バンケンコン市場→オリンピックマーケット 2.69ドル

でした。割引前の料金だとトゥクトゥクよりはちょっと高いかなあと思いますが、クーポンで利用したので、ほぼタダで移動できたような感じでした。
 また、車の捕まりが非常に早く、ドライバーに対しても評価付けがあるので、サービスレベルも高くて使っていていい気分になることが多いです。

Grab

 Grabも東南アジアで爆発的に普及しているアプリで、同様に「5回まで4ドル引きで乗車できる」クーポンが配信されています。また、バイクタクシーが配車される「GrabBike」というサービスも始めており、通常のタクシーと比べて格安で移動できると思います。


結論

まとめとして、私のプノンペン市内の移動の考え方としては、
  • 短距離(2km位まで)は配車アプリ・・・クーポンを使えばほぼタダになる
  • 長距離はバス+配車アプリ・・・出発地~バス停まで+バス停から目的地までが遠い場合は配車アプリ
が時間とコストのバランスがいいかなあと思っています。
 なによりクーポン頼みの面があるので、状況は変わってくると思いますが、一つの考え方としてご参考ください。


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