カンボジア北東部の街、クラチェってこんなところ

 カンボジアの地方紹介シリーズ第三弾、クラチェ(Kratie)です。

   ちなみに・・・
    第一弾:カンボジアの外れ、コッコンってこんなところ
    第二弾:カンボジア南部の町、タケオってこんなところ
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6号線のクラチェ市内への入り口に建つ像。

どこにあるの?

 クラチェ州はカンボジアの北東部にあり、州の真ん中をメコン川が南北に流れています。東部のスノール(Snoul)付近ではベトナム国境と接しています。
 今回紹介するのはクラチェ州の州都クラチェ(Kratie)を中心としたエリアです。


クラチェへの行き方

プノンペンからクラチェに行くには、バスもありますが乗り合いタクシーが便利です。と言いますと、バスではほとんどの便が国道7号線を通ってスノールを経由します。一方でクラチェ行きのタクシーは新しくできた州、トゥボンクモン(Tboung Khmum)州から73号線を経由して、メコン川沿いのチュローン(Chhloung)を経由します。
 そのため、バスは7,8時間かかるのに対し、タクシーでは4時間半で到着します。値段はタクシーがバンの狭い席で20000リエル(5ドル)、助手席占有で30000リエル(7.5ドル)に対し、バスでは8ドルくらいです。
クラチェのソリヤバスのチケット売り場

 プノンペンでのバス乗り場はソリヤバスのターミナルがセントラルマーケット前にあり、クラチェ行きのバスもそこから乗ることができます。タクシー乗り場もソリヤバス乗り場の前(=セントラルマーケットの前)にあり、運転手が呼び込みを行っているのでクラチェ!と言えば案内してくれます。

 クラチェでの乗り場もマーケットの近くで、ソリヤバスはマーケットから川に向かってすぐのところ、タクシー乗り場はマーケットの北側に隣接しています。
 タクシーはどちらからでも朝5時半ごろから始発があり、午後3時くらいが終発になります。基本的に個人タクシーなので運転手によって席の詰め方が変わってきます。おすすめはクラチェ5:30発(予約限定かも?)、プノンペン11:30発のドライバーで、このドライバーなら無理に席を詰めることもなく、基本的に最短ルートを使って行き来しています。ちょっとふっくらとした30代くらいの男性で、車は後ろの席の緑のカーテンが目印です。

クラチェの街を散策

 クラチェは南北に流れるメコン川に沿って南北に細長く市街地を形成しています。
市内のざっくりとした地図はこちら。

地図上のピンですが
   青:市場
   黄:交通施設
   赤:飲食施設
   緑:ホテル
   黒:観光施設
を表しています。

 クラチェはメコン川のイルカ見物が有名なので、外国人向けの施設もある程度整っています。メインはメコン川沿いの通りとマーケットの周辺になります。
広い歩道が整備されているクラチェのリバーサイド

 それでは、地図に沿って少し紹介します。

①市場

 町の中心に市場があります。州都の市場にしては建物は大きくなく、品ぞろえもそれなり(とはいってもクラチェの中では一番)ですが、中は比較的綺麗です。
クラチェのマーケット前の通り

 この市場の東側に野菜、肉、魚など食料品だけを売っている市場があります(地図でいうと右側の青色ピン)。食料品だけに関して言えば、こちらのほうが品ぞろえは豊富です。
若干街の外れに建つ食料品の市場
こちらの市場のほうが食料品の品ぞろえは豊富


②飲食施設

観光客向けの施設としては、クラチェの市場前の通りと川沿いの通りとの突き当りにある船の形をしたレストラン「ジャスミンボート」の雰囲気が一番いいでしょう。ここでは目の前にメコン川が流れ、夕方にはメコン川に沈む夕陽を見ながら食事が楽しめます。
川沿いに建つジャスミンボートレストラン
ジャスミンボートでの夕刻の一杯

 洋食でのコスパのよさだったら、川から離れた場所にあるリバードルフィンホテルに併設されたトゥクトゥクバーがおすすめです。こちらでもピザをはじめ様々な料理があり、値段のわりにボリュームがあって味もおいしいです。
トゥクトゥクバー

 カンボジアに来たらクメール料理を!というのであれば、朝ごはんにリバーサイドにあるウドムサンバットホテルのレストランがおすすめです。こちらは政府のお偉いさんも朝食に訪れます。
リバーサイドにあるウドムサンバット

 個人的にクラチェで一番好きなカンボジアの豚肉のせご飯(バイサッチュルーク)は、同じくリバーサイドにあるヘンヘンです。値段も少し高いですが、なかなかの美味です。
 また、マーケットの通りを北に進み、ACLEDA銀行の隣にあるレストラン、ヘンシムでは様々なクメール料理が一人2ドル程度で食べられます。
軽く食べたいならジャスミンボートの角にあるパンもいい

③宿泊施設

 安い宿泊施設はマーケット周辺に多数あり、エアコンなしで一部屋5ドル程度から宿泊できます。
一方、クラチェで一番高級なホテルは川沿いのメコンドルフィンホテルです。2年前にできた新しいホテルで、一泊一室45ドルくらいです。
メコンドルフィンホテル。内陸にあるリバードルフィンと間違えやすいので注意

 クラチェは川に沿って遊歩道が整備されていますが、このメコンドルフィンの前は川に張り出した展望デッキのようになっています。ここはホテルを利用していなくても入ることができ、夕日の時間は賑わいます。
メコンドルフィン前のデッキ。夕陽を見るにはうってつけの場所

 そのほか、上記のレストランでも紹介したウドムサンバットやリバードルフィン、ヘンヘンに併設されたホテルでもエアコン付きで一部屋12-15ドルくらいで宿泊できます。
 ちなみに、リバードルフィンホテルにはクラチェ市内(島をのぞいて)唯一のプールがあります。
リバードルフィンホテルのプール

 以上、クラチェ市内の簡単な紹介でした。

 メコン川に沈む夕日を見れるだけでも十分魅力的な街ですが、クラチェへせっかくきたなら名物の川イルカを見たいところです。川イルカの見物場所は街から少し離れていますが、こちらの記事で紹介しています。
メコン川でイルカ見物と川遊び【カンボジア・クラチェ観光編】

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