カンボジア南部の町、タケオってこんなところ

 カンボジアの地方を紹介するシリーズ第二弾。タケオです。
タケオって日本的な名前ですけど、カンボジアにある州です。
今回はプノンペンから70㎞くらい南のところにあるタケオ(市)をざっくりと紹介。


タケオに行くには?

 基本的には乗り合いタクシーになります。プノンペンからだと毛沢東通り沿いのダムコー市場(Daem Kor Market)でタクシーが客待ちをしています。カムリ等の乗用車で、後ろ席(4人座る)で15000リエル($3.75)、助手席を独占利用すると倍の30000リエル($7.5)が相場です。
ダムコー市場周辺がプノンペンでのタクシーの起終点

 途中、相乗りの客はタケオ市に入る前に半分くらい降りていきます(それでようやく通常の定員になる)。パン屋で休憩したり、客を拾ったり降ろしたりするので、プノンペンからタケオまでの所要時間は2時間強かかります。
google先生の地図を引用すると、タケオの中央市場はこのあたり。



 プノンペンからは国道2号線を行くのですが、この道路は片側一車線で舗装はされていますがあまり状態は良くないので、なかなかスピードは上がりません。空港近くからタケオ市に行く場合は3号線経由のほうがスピードも出せて楽だと思います。

タケオ市内を散策

 タケオ市内は、カンボジアの地方都市にしては割と広く広がっているなあという印象です。前述の乗り合いタクシーは、タケオ側は基本的には希望する場所での乗り降りが可能ですが、ターミナル的な機能は一応市場の前にあります。
タケオの中央市場

 街としては、中央市場がある付近から官公庁がたくさん立地している1㎞くらい北東の川沿いあたりにかけてレストランや商店、住宅が広がっています。BBQ店やKTVは市街東側を南北に貫く通りに林立していた印象。
 中央市場は非常に広く、中の商品も充実(ただし汚い)。ベトナムから水運で容易に運んで来れるため、ベトナムから輸入された果物が多かった印象です。

中央市場からちょっと奥に行った付近

 観光地としては特筆するものもなく、観光客向けの店もほとんどありません。カンボジア人が住んでいる普通の街です。ローカルですが、そこそこ立派そうな病院もあります。
 あと、比較的道路が広くて舗装されている道も多かった気がします。車も少なく、移動はしやすいです。(行くところがないですが)
環状交差点付近にある市場。こっちは食料品に特化してる

 この辺りの地域は農地はやせた水田が多いように見受けられましたが、それでもこの街が比較的栄えているのは商業的な面で力があって、ベトナムとの間での商いが活発だからなのかなあ。

ベトナムからの船

 タケオ市の東側には水路が走っていて、水路を通って船が物資を運んでいます。港の近くには多くのベトナム人が住んでいるようで、ベトナム人向けの学校もあります。
ベトナムと行き来する船
停泊中の船からベルトコンベヤーで荷揚げ中。

 タケオ市はカンボジア人的には普通の街だし、これといって観光地のないところ、っていう感じでしょうが、日本人的には歴史的に大きなの意味もある街なので、その辺については次回の記事で書きたいと思います。
 では。

※参考 地方を紹介するシリーズ第一弾コッコン編はこちら
    自衛隊カンボジア派遣時の宿営地はこんなところ


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