乗車券はネットで購入して2等車が52.9ユーロでした。APはポルトガルの鉄道の中で最上位の特急なので、割引はほぼ無いようです。
ポルト駅にて
ポルトのターミナル駅はカンパーニャ駅になります。この駅は市街地からは少し外れていますが、メトロ駅と併設されており、利便性は高いです。駅の近くにミニスーパーのMinipreçoがあったので、軽く買い出しをしました。APの車内でも日本と同じようにワゴンで食べ物や飲み物を売っていましたが、やはり値段は市中より高めでした。
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ポルト=カンパーニャ駅 |
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APの車両 |
車内にて
この車両は新し目で、ポルトガルの鉄道のイメージを覆すようなきれいな車両でした。
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車内 |
座席は人工皮革のような素材で、座り心地もよかったです。座席前のテーブルは大きめで、パソコンとかを置いてもよさそうです。コンセントもついており、wifiも使えました。足元にはフットレストもあります。
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座席 |
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ひじ掛け部の音楽 |
また、ドアの近くにはスーツケースを置けるスペースもありました。
電車はポルト駅をほぼ満員で出発し、しばらくするとわずかながらも海が見えてきました。
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車窓の海 |
2時間半ほどでリスボンのオリエンテ駅に到着。ここで多くのお客さんが入れ替わりました。車内に速度が表示されるのですが、リスボンまでは速くても時速160㎞くらいのスピードでした。
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オリエンテ駅にて |
リスボンを過ぎると、楽しみの一つであったテージョ川を渡る橋、Ponte 25 de Abrilを通過します。橋の上は時速60㎞くらいでゆっくり走っていたので、橋からの眺めが楽しめました。
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テージョ川を渡る |
リスボン近郊からTunes駅までは2時間近く停まらない区間になります。
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車窓 |
車窓は場所によって少し異なり、ぶどう畑が見えたり牧場が見えたりしました。リスボンを過ぎると街らしい街は見えなかった気がします。
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車窓2 |
線路も単線となりますが、この区間で時速220㎞までスピードを上げました。さすがに220kmになると車両がガタガタと揺れ始め、日本の新幹線よりは振動は大きい気がしました。
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Faro駅到着前の車内 |
ファロは南部の主要都市ですが、その前のTunesなどでも割と降りる人がいて、ファロ到着時の車内の乗車率は50%くらいでした。
到着
定刻どおり20:23にファロ駅に到着しました。5時間43分を走破して遅延がない、というのはポルトガルの鉄道もすごいなあと思ってしまいました。
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ファロ駅にて |
この時期のポルトガルは夜8時を過ぎてもまだ明るく、明るいうちに宿までたどり着けました。
6時間弱の鉄道旅ということで確かに長いのですが、快適な車両の中でただ座って景色を見たり軽く寝てれば北から南へ連れて行ってくれるので、旅の一つとして楽しめると思います。
(2019年6月利用)
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