今回、このウィーンパスの一日券を使用して観光したので、どれくらいお得だったのかまとめてみます。
値段
ウィーンパスは1,2,3,6日券の4種類があり、公式サイトでは以下の値段で販売されています。
- 1日券・・・70ユーロ
- 2日券・・・95ユーロ
- 3日券・・・125ユーロ
- 6日券・・・155ユーロ
これを見ていただければわかる通り、一日券はかなり割高です。
通常の観光であれば、2日券を買って有名どころを押さえながらお得に観光できるかと思いますが、私はウィーン空港を朝6時着、夜8時発の乗り継ぎ14時間の中で観光しようという計画だったので、事前に公式サイトからで1日券を購入しました。
観光
1.ウィーン空港(6:15)
6時15分過ぎに入国審査が終わって出れました。ウィーンパスは公式サイトから買った場合のみ空港で受け取れます。鉄道駅への下りスロープの脇にカウンターがあり、パスポートを見せてウィーンパスを受け取りました。
ウィーンパスではAir-Linerという空港バスが無料で乗れますが、一時間に一本しかなく時間が合わなかったのでRail Jetという鉄道で市内まで出て、地下鉄でシェーンブルン宮殿へと向かいました。
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ウィーン空港にて |
2.シェーンブルン宮殿(8:00)
シェーンブルン宮殿は混雑が予想されたので朝イチで行くことを決めていました。結果、大正解でした。ウィーンパスを持っていても時間指定のチケットに交換しないといけないので、早めにいかないとその日のうちに入れません。こちらの記事にまとめています。
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シェーンブルン宮殿 |
3.HOP ON HOP OFF Bus Tour(10:00)
シェーンブルン宮殿を出たところのバス停から黄色いバスに乗り、歌劇場の前までバスに乗りました。バスは各座席に音声ガイドの機械がついていて、日本語で市内の案内を聞くことができます。シェーンブルン宮殿で結構歩いて疲れたので、いい休憩にもなりました。
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HOP ON HOP OFF Bus |
4.歌劇場~マーケット周辺散策(10:30)
歌劇場の前でバスを降り、歌劇場、カールス教会、Naschmarkt(市場)を徒歩で回りました。結構歩きましたが、歩きではないと見えないものあります。
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Naschmarkt |
5.昼食(11:30)
王宮近くでウィーン名物のカツレツSchnitzel(シュニッツェル)を食べて休憩。
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昼食 |
6.ホーフブルク王宮(12:30)
昼食後、ホーフブルク王宮を観光。ここはシェーンブルン宮殿と異なり、ウィーンパス所有者は並ばずに入場できるメリットがありました。また、ここも日本語のオーディオガイドがあり、なかなか楽しめました。
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ホーフブルク王宮 |
7.国立図書館(15:00)
世界一美しい図書館ともいわれる国立図書館(プルンクザール)ですが、なかなか入口が分かりにくいところにありました。また、ウィーンパスを持っていてもチケット販売列に並んでチケットを交換しなければならず、中で見ていた時間より並んでいた時間のほうが長かったような気がします。
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国立図書館 |
8.HOP ON HOP OFF Bus Tour(15:30)
とりあえず疲れたので再びバスに乗って市内を半周し、ウィーンミッテ駅で降り、ショッピングセンターを覗いたあと鉄道で空港に向かいました。
9.ウィーン空港展望デッキ(17:20)
せっかくなので、最後に空港の展望デッキに行ってみました。ウィーンパスは無料で入れますが、通常は5ユーロです。ただ、見えるのがオーストリア航空機ばかりで面白みはなかったです。![]() |
空港展望デッキ |
精算
ウィーンパスを使わなかった場合の合計は、
- シェーンブルン宮殿:20ユーロ
- HOP ON HOP OFF Bus Tour:29ユーロ
- ホーフブルク王宮:15ユーロ
- 国立図書館:8ユーロ
- 空港展望デッキ:5ユーロ
と、一応、元を取ることはできたようです。
ただ、バスツアーと展望デッキはウィーンパスに入っていなかったら行かなかったと思います。バスツアーは移動時間が楽しめますが、一方向のみの循環運転なので移動という観点から考えると時間効率は悪いです。
結論
ウィーンパスは2日以上なら有効。
私の出発前の計画ではもう少し多くの施設を回る予定を立てていたのですが、想像以上に時間と体力が消費されてしまいました。ウィーンは焦って見る観光地ではないと思いますので、ウィーンパスを使用して2,3日かけてゆっくり観光することをお勧めします。
(2019年6月訪問)
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