プノンペンの市バス新路線、4号線、5号線の概要まとめ

 プノンペンの市バスは従来の3路線に加えて、4号線と5号線の2路線が今年の9月から新たに運行を開始しています。あまり表立ってPRしていないため、どこへ行くのかわからなかったのでバス停に行って調べてみました。路線の位置が大体把握できたので紹介します。

 どちらの路線も運賃は以前と変わらず一律1500リエル、運行時間は朝5時半から夜8時半までです。(終バスがどのようにして終わるのかは不明ですが)




4号線(4A, 4B)

 4号線は4Aと4Bという2種類の路線があります。イメージカラーは赤紫です。
シティモール前バス停にて

運行経路

 路線番号4A, 4Bともにプノンペン北側~市内は共通しています。

  日本橋北側5号線(Russei Keo)
→ オールドスタジアム前環状交差点
→ セントラルマーケット
→ シャルルドゴール、モニレット通り(Monireth Blvd)
→ スタンミンチェイ(Stung Mean Chey)の大きな三角の交差点を右折
→ ヴェンスレン通り(Veng Sreng Blvd)を直進

で、ヴェンスレン通りの途中で4Aと4Bが分かれるようです。

  • 4Aはヴェンスレン通り(Veng Sreng Blvd)を途中で左折し南下
  • 4Bはそのまま直進し、チョムチャオ(Chom Chao)経由で4号線に入り、そのままPPSEZ近くが終点
 のようです。詳しい路線図はこちら。
プノンペン市バス4号線路線図(クリックで拡大)
 今までバスのなかったシャルルドゴール、モニレット通りの斜めのラインにバスが通ったのは一種の革命だと思います。西側は工場労働者向けの路線になっています。全体的に混雑の激しいところを通るので、所要時間が読め無さそうです。

 シティモール前で見た限りでは、頻度はそこそこありそうでした。


5号線

 5号線のイメージカラーは水色です。
5号線、イオン前のバス停にて

運行経路

  イオンモール新2号店から南下
→ Western Stadiumを東へ
→ St.337
→ St.566
→ ペンヌート通り(Penn Nouth)
→ 毛沢東通り(Mao Tse Toung)、ソティアロス通り(Sothearos)を直進
→ ソフィテルホテル手前を右折しイオンモール裏口まで

プノンペン市バス5号線路線図(クリックで拡大)

 なぜこのような路線の設定になったのか疑問の残る、通称「イオン線」。在住者がイオンに行くのには便利になったからいいのか?

 ちなみにイオンモール前のバス停は裏口側(ノジマ側)の川沿いにあります。バスが来るのを待っていましたが、結局50分くらいバスが来ませんでした。
 今までのバス停には一応運行間隔が書いてありましたが(それでも来ないけど・・)、新路線のバス停には運行間隔が記載されていない(!?)ので、正直なところどのような運用になっているのか不明です。
終点のイオンモール前バス停

 バス自体は中国から援助された新車のバスなので、従来の韓国製のオンボロバスよりも快適性は上がっています。目につくところに「中国援助」と書かれているのがイラっと来ますが。
 来年には日本援助のバスも導入され、さらに路線が増えるとのことです。

 そもそもバス導入の大きな目的の一つが市内の渋滞対策なので、どれだけ車やバイクの利用者がバスへ移ってくるか、というのが課題でしょうけど、それはなかなか難しそうですねえ。

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