ストックホルムVärtahamnenフェリーターミナルからメトロで市内まで行ってみた

 エストニアのタリンからタリンクシリアラインのフェリーを利用してスウェーデンの首都、ストックホルムに到着しました。到着した港はバッタハムン(Värtahamnen)というフェリーターミナルで市内中心部から少し離れています。
 シャトルバスという手もあるのですが、今回はメトロを利用しました。

下船

タリンからのフェリーが到着するのはバッタハムンフェリーターミナルです。17時間も船に乗っていると、愛着がわいてきて降りることが寂しいような感覚にとらわれました。
ストックホルムに到着
船から降りるとガラス張りの通路を歩いていきます。冬だから寒くて天気が悪かったですが、夏だったらすごく気持ちよさそうです。
船にお別れ
ターミナルまではかなり長い距離を歩きます。通路はできたばかりで新しいですが、動く歩道はありません。重い荷物を持っていると結構大変です。
新しい通路
通路からターミナルに入りますが、シェンゲン協定内のため特にチェックはありません。ゲートもなく素通りです。
シェンゲン外用に一応税関はある
 ターミナルは新しいですが、びっくりするほど何もありません。
ターミナルの入口から
 スウェーデンはユーロではなくクローナという独自通貨を使っているので、一応両替でもしとこうかなあと思っていたのですが、両替所もありませんでした。ATMは一応あります。建物は立派ですが、本当に何もないターミナルです。
ターミナルを外から

VärtahamnenからメトロGärdet駅まで歩く

 シャトルバスで市内へ行く場合はターミナル内のバス乗り場から乗ることができ歩く距離は比較的短いです。メトロを利用する場合はターミナルを端から端まで歩いてターミナルから続く連絡通路を歩いていきます。メトロはこちらという看板はところどころに出ています。
ターミナルから続く通路
 この連絡通路は既存のものをつなぎ合わせたようで、直線ではなくかなり迂回しているような印象です。そのため、結構な距離を歩かされます。
連絡通路
明るい時間だからいいですが、夜だったら気味が悪くて歩きたくないような感じです。
鉄道を越える
通路をそのまま歩いていくと、鉄道を越える歩道橋につながっています。ここは目的のメトロの駅ではないので、さらに通路を進んで階段を降り、公園の中を進んでいきます。
 公園を進むと大通りに出るのでここを右に進んでいきます。
大通りを歩く
 この辺りからフェリーターミナルから歩いてきた人の大群が分散してきましたが、一番大きな人の流れに沿っていれば間違いないと思います。
左に曲がって少し上る
大通りを進んで最初の交差点を左に曲がります。上り坂になっており、坂を上ったところに隠れるようにメトロのマークが見えます。UdonSushiと書かれたレストランがあるので、その手前を曲がれば駅に行けます。
駅への入り口
 フェリーターミナルからメトロのGärdet駅まで600mほどですが、途中ちょっとしたアップダウンがあります。
Gärdet駅

駅で切符を買う

 Gärdet駅に着いたのはいいものの、どうやってどの切符を買ったらいいのかわからない観光客の大群がたむろっていました。自分もその大群の一因となっていました。ストックホルムメトロのチケットはゾーン制になっていて、中央駅や観光地のガムラスタンはゾーンA内なので36クローナのチケットになります。
 券売機ではゾーンチケットは買えますが私が買いたかった24時間券は自動券売機に表示がありませんでした。24時間券は駅構内にあるPressbyrånというキオスクで販売していて115クローナです。初乗りが36クローナであることを考えると4回以上乗れば元が乗れる計算です。もちろんクレジットカード払いもできます。
キオスクで一日券を購入
 自動改札機はカードをタッチするシステムになっていて、タッチをすると扉が開いてホームに入場できます。

メトロで中央駅へ

 メトロは地下を走っているので、エスカレーターで地下に降ります。大体10分間隔で運行していて、中央駅までの所要時間は6分ほどです。
Gärdet駅のホーム
 時間帯によっては結構混雑しています。始発駅ではないので、座れない可能性も高いです。
入線する車両
 乗車時間が短いですが、フェリーターミナルから歩いてくると結構疲れるので座りたくなります。
ストックホルム駅
 ストックホルム駅も結構な深さなのでエスカレーターを使った移動になります。

バスとメトロどっちがいいのか

 私はメトロしか使っていませんが、シャトルバスのほうがいいと思います。バスは料金が60クローナとメトロと比べて高いですが、歩く距離も短く、座れるので楽です。メトロは安いですが歩く距離が長く結構時間がかかります。節約したいならメトロでもいいですが、疲れるので元気な方以外はあまりおすすめしません。
(2016年11月利用)

0 件のコメント :

コメントを投稿