タリンからストックホルムまで船で行ってみた~船内満喫編~

 タリンクシリアラインでのエストニア・タリンからスウェーデン・ストックホルムまでの船旅。前回の乗船編に続いて今回は船内編です。多少の時間と費用を費やしてでも船旅でしか体験できないものがあり、それが船旅の魅力だと思います。
ロマンチカ号のデッキから

Bクラスの部屋に宿泊

 私が利用した船はロマンチカ(ROMANTIKA)です。11月の乗船時はタリンーストックホルム間を運航していましたが、12月12日からラトビアのリガとストックホルムを結ぶ路線に配置転換されています。
 宿泊したのは一番安いBクラスの部屋で、一室139€。公式サイトから予約しました。予約状況によって料金が変わる航空券と同じような料金設定です。
 知らない人とシェアでもよければBクラスの4人シェアで1人44€から販売されています。
Bクラスの部屋が並ぶ8階の通路
 私が宿泊したBクラスは8階の部屋でした。船への乗船は5階のレベルになるので、エレベーターで8階に上がるとエレベーターホールの両側に長い通路が続いています。通路は狭いのであまり人とすれ違いたくない感じです。
部屋(ベッド収納時)
部屋に入った最初の印象は、「意外と広い」でした。一番安い部屋だったのであまり期待しないで行ったのが良かったのかもしれませんが、机と椅子、ソファーがあってシャワー、トイレ、洗面台も部屋の中に付いているので機能的には不便ありません。
 乗船時はベッドが収納された状態だったので、一瞬ソファーで寝るのかと思いましたが、ベッドがもう一台あることに気づいて出したらこんな感じでした。
部屋(ベッド利用時)
 ベッド自体は寝台列車のベッドと同じくらい狭いです。この部屋なら2人までなら全然泊まれるなあという感じがします。スペース的に荷物を置いても余裕がありそうな感じです。
 もう一点、インサイドの部屋ってことで船なのに海が見えないのもどうなのかなあとも思いましたが、11月で日が短いので暗い時間が長く、窓がなくても全然問題ありませんでした。海が見たかったら部屋から出ればいいだけのことです。
入口側
 部屋の入り口側にはテレビと小さい机、椅子が置いてあって、机にはちゃんとコンセントもついているのでパソコン作業もできました。
古いけど有能なテレビ
ちなみにテレビは地図上に現在位置を表示するチャンネルがあるので、長い航海でも今どこにいるのかがよくわかります。
シャワー
シャワーとトイレ、洗面台は狭いです。不便そうなくらい狭かったので、私はここのシャワーは使わずサウナに入ってシャワーしました。
トイレと洗面台

充実の船内設備

 船旅の魅力は、どんな安い部屋でもパブリックスペースの様々な設備を使えることだと思います。船内にある様々なパブリックスペースを紹介します。

サウナ

 サウナは私の一番のお気に入りです。5€で90分利用できました。中には水着を着て入る男女共用のジャグジー、スチームサウナと男女別のシャワー、ドライサウナがあります。レンタルの水着もありますが、持って行ったほうがいいと思います。私は夜サウナに入って、一晩部屋のシャワー室で水着を干してたら到着時には乾いてました。
 風呂というよりは温水プールくらいの水温でしたが、ゆっくりするには良い場所でした。
サウナ


カンファレンスルーム

 9階にあるサウナの反対側にはカンファレンスルームがありました。グループで集まるときに使うのでしょうか。最上階の良い場所にあるので、もったいないつくりのような気もしますが。
会議室

売店

 売店は二箇所あり、隣接しています。一つはコスメティックブティックでもう一つは免税店です。実態は免税店のほうがコンビニと化していて、夜の酒やつまみを買う人で賑わっています。値段は陸より高いです。こんないっぱい瓶が並んでいて船の揺れで倒れたりしないのかなあという素朴な疑問がわいてきました。
免税店

レストラン

 船内には飲食できるところが何軒かあります。一番大きいのはビュッフェタリンで、夕食と朝食がビュッフェ形式で食べられます。チケットの事前購入で夕食が33€、朝食が10.5€です。私は朝食のみを利用しましたが、船の中で食べるという雰囲気も手伝って、なかなか気分が良かったです。
ビュッフェタリン
  夕食のほうがメニューが豊富なようで、朝食時には使われていないゾーンがありました。それでも朝食としては十分だと思いますが。
船内最大のレストランでビュッフェ形式
その他、グリルやアラカルト、カフェや24時間営業のファーストフードもあるので気分と予算に合わせて楽しめると思います。私は船内の食事が高いことを見越してタリンのスーパーで買ったサンドイッチを夕食として一人部屋で食べましたが、それはそれで悪くない選択肢だと思っています。

パブ、ラウンジ

 お酒が飲める場所も数多く用意されています。6階の通路沿いにあるパブはお酒を飲むのに良いスペースで、生ピアノの演奏もありました。
通路沿いにあるパブ
ほかにもラウンジやダンスクラブ、深夜営業のディスコがあり、元気な人には楽しめると思います。
スターライトパレス
この船のメインステージはスターライトパレスにあり、二層吹き抜けの空間で歌やパフォーマンスが楽しめます。もちろんお酒も楽しめ、入口にはカジノやルスロットマシンもあります。
スターライトパレスでのステージパフォーマンス
スターライトパレスは上の階のガラス張りの最前部の席が一番早く埋まりますが、ショーが始まる前から行けばそこそこいい席が取れると思います。客席の数は多いですが、ステージが始まるとほぼ満員になります。
 ちなみに、部屋についているテレビでここのステージのライブ映像を見ることができました。生で見る臨場感には劣りますが、なかなかいいサービスだと思います。
 レストランやパブ、ラウンジがある6階7階にはwifiが飛んでいて、無料で利用することができます。動画が見れるようなスピードではありませんが、画像の送受信なら問題なくできるスピードでした。

純粋に船旅を楽しむ

船内で過ごすのもいいですが、デッキに出て海の風を感じるのも船旅の魅力だと思います。9階にあるデッキは広く、椅子もおかれています。夏は飲み物も売っているのでかなり気持ちいいと思います。私が行った11月ではすでにかなり寒くほとんど人が出ていませんでした。
広いデッキ
冬は日が短く、どんよりとした天気であまり晴れませんが、船から見えたタリンの街の夜景はなかなかきれいでした。
タリン港にて

下船

17時間以上にもわたる長い船旅でしたが、景色を見て、サウナに入って、ごはん食べて、お酒飲んで、寝ていたらあっという間に感じました。また、船旅という非日常的な体験で旅のテンションも上がり、満足度も高いです。
下船
私は閑散期である11月中旬に利用しましたが、意外とお客さんが乗っているなあという印象です。これが夏になってもっと利用客が増えるとゆっくりできない気がします。船は施設やイベントが充実していますが、あくまでもフェリーなので庶民的で利用しやすく、クルーズに乗るより気楽でいいかも、とも思います。
 また乗りたいと思うような素敵な船旅でした。
(2016年11月乗船)

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