ちょっとディープなリガ観光~3日目~

 旅の3日目はラトビア・リガを一日観光しました。

 昨夜は中途半端に寝てしまったので、5時くらいから目が覚めてうとうとする。朝食は7時から始まったけど、外がまだ暗いので8時くらいに会場へ。ビュッフェはカンボジアではなかなか食べられない肉、魚、野菜がいっぱい。理想的な朝食ビュッフェ。
ひとつ言えば、南国フルーツを食べまくってるカンボジア在住民からすれば、果物はカンボジアのほうがおいしいかな。

 一応日の出の時間が過ぎたので散策開始。とはいえ曇り空で薄暗い。博物館のオープンは大体10時くらいからなので、プラプラと歩いてユーゲントシュティール建築群まで散歩。
雪はほとんど降ってなかったけど、寒いよう。
 観光名所アルベルタ通りには、観光客の姿はなかったけどタクシーがズラーっと並んでた。建築には詳しくないので、すげーと思いつつ歩いて通過。

 公園を歩いて戦争博物館へ。入場料無料。
 無料だけど、なかなか見ごたえがあった。展示自体はラトビア語だけど、各部屋に英語の説明冊子が置いてあって、それを見ながら見学できた。12世紀くらいからのラトビアの戦争の歴史が展示されていた。各部屋にスタッフが一人ずついて、人によっては頑張ってラトビア語で展示の説明してくれた。全く分からなかったけどうれしかった。
 展示を見てると小学校の遠足軍団が次から次へとやってきてガヤガヤし出した。

 それと、展示品の中に負傷した日本人を救護したラトビア人医師へ送られた日の丸の旗があった。まさかラトビアで日の丸を見るとは。
 ちなみに軍艦の模型の中にひときわ大きい船があり、名前を確認すると大和だった。ラトビアにいながらやっぱり日本はすごいと思ってしまった。

 その後、川向いにある占領博物館へ。こちらは入場無料のチップ制。英語が併設されているのでわかりやすかった。ロシア→ドイツ→ロシアと目まぐるしく占領する国が変わる様子が細かく展示されていて興味深かった。

 昼になったので中心街をぶらぶらと。
 そんなにおなかが空いてなかったのでビュッフェスタイルのPelmeni XLでラトビア版水餃子っぽいのを食べる。あんまり期待してなかってけど、これがおいしかった。
 軽く食べた後、ドーム広場、三人兄弟付近を散策。
 これで大体一般的な観光地は見れたので、ちょっと街から離れてみようと思い、橋を渡って図書館まで歩く。
 
 川から吹く風が冷たかったけど橋の上から見るリガの街並みは綺麗だった。
 おそらく夏場の天気がいいときなら高いところに昇ってもっときれいに見えるんだろうけど、冬は冬でこれもいい。

 寒い中歩いて図書館に到着。圧巻の近代建築。
 中も中央部が吹き抜けで迫力があった。図書館だけど文化的な拠点も兼ねているような感じで、平日にもかかわらず賑わっていた。
 図書館では最上階からの景色を眺められるツアーもやってるけど天気が良くないので、上に昇るのはあきらめる。

 図書館を出て、トラムに乗ってみようと思い、目の前の停留場を確認。何本か路線が発着しているけど、本数の一番多かった4番のトラムに乗車で郊外に出てみる。全くの思い付きだけど、1時間に6本以上の頻発運転しているから終点までいっても何かあるだろうという憶測。

 乗車してから20分ほどで4番トラムの終点イマンタ(Imanta)に到着。日本でいう公団みたいな高層建築が集積している住宅地だった。

 リガの市街地を歩いていて、ラトビア人ってどんな家に住んでるんだろうという疑問がわいた。イマンタの街ではソビエト時代からのものと思われる団地が立ち並び、歩行者や車の導線、公園の配置など明らかに計画都市として建設されたように思われ、そこに今でも多くの人が住んでいる。旧共産圏の雰囲気と市民の生活感があり、個人的にはリガ旧市街よりもこっちのほうがラトビアを感じられてよかった。

 あっという間に日没時刻の4時が近づいてきたので、暗くなる前に帰路につく。
 トラムを駅前で降り、駅中のスーパーで買い物をしてホテルで一服。

 夕食は旧市街のProvinceというお店。スープと魚のハンバーグっぽいのをいただく。スープはちょっと塩味が強かったけどおいしかった。
 それと店員がちょくちょくコミュニケーションをとってきてくれて、温かい雰囲気のあるお店だった。

 宿への帰り道は雪が強くなっていた。
 寒いけど、雪の降る夜も雰囲気があって良い。
 これで旅の3日目終了。明日は移動。

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