カンボジア東部の街、スバイリエンってこんなところ

 カンボジアの地方都市紹介シリーズ、今回はスバイリエンです。
スバイリエンの市街地
スバイリエン(Svay Rieng)はスバイリエン州の州都であり、プノンペンからホーチミンへと向かう国道一号線を120㎞位走ったところにあります。
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スバイリエンへの行き方

スバイリエンはプノンペンからホーチミンへ行く途中にあるため、基本的にはホーチミン行きのバスに乗って途中で降ります。プノンペンでのバス乗り場はソリヤバスがセントラルマーケット前でその他はオリンピックマーケット近くのシアヌーク通り沿いに連なっています。
 料金はいずれも6ドルから10ドルくらいです。バベットは終点ではないので、バス会社と係員の気分によって料金が変わります。所要時間は約3時間です。
 オリンピックマーケットの近くにはバンのタクシーでバベット行きのものも止まっていますが、外国人ならバスのほうが安全だと思います。

スバイリエンの街を散策

スバイリエンの市街地は池の西側、約2㎞四方に広がっています。州都だけあって、お役所ゾーンと商業ゾーンがしっかりあって、周りを住宅が囲んでいる感じです。
 
国道にあるロータリー。ここが市街地への入り口

 国道は街の北側を通過するような形で横切っているので、市街地へとの分岐点となるロータリーから市街地に入ってみましょう。

 ロータリーから入り、病院や刑務所、軍施設などを過ぎるとサッカー場が見えてきます。ここはカンボジアのサッカーチーム、スバイリエンFCの本拠地となっているスタジアムで、屋根付きの観客席があります。
スバイリエンのサッカー場入口

 サッカー場の隣にはヨネックスのマークとラケットが書かれた体育館があり、カンボジアの地方都市では珍しい総合運動公園風な感じになっています。
体育館。右奥に見える赤と青はサッカー場の観客席
道をまっすぐに進むとおそらくスバイリエン市内で一番いいホテル、Waikor Hotelがあります。一泊$18~。ちなみにレストランも併設されています。
Waikor Hotel
 このホテルのあるロータリーを右に折れて道なりに行くと商業地ゾーンがあります。マーケット前を中心にコロニアル風の建物が立ち並んでいて、かなりにぎわっています。 
マーケット近くの商業エリア

 スバイリエンの市場は結構大きく、品ぞろえも多いです。他の州都の市場と比べると清潔度は高めで、食材は普通、日用品と貴金属の取り扱いがやや多かった印象です。
スバイリエンのマーケット
この街は市街地の東側と南側を水に囲まれているので、なんとなく落ち着きます。

 スバイリエンは観光地ではないので、観光客向けの料理を出す店を探すのは困難です。また、気の利いた喫茶店も見つかりませんでした。市街地は人の数のわりには車も少なくのんびりした雰囲気でしたが、水辺を中心に次第にホテルやゲストハウスなどの建築ラッシュが進んでいきそうな気配ではあります。
水辺を走る道路沿いには飲食店が並ぶ

観光地ではないけれど

 スバイリエンは観光地ではありません。加えて、ビジネス需要がある場所でもないので、外国人向けの施設もほとんどありません。一方で州都としての経済活動が活発に行われていることは街の様子からうかがい知ることができます。カンボジアの地方都市のありのままの姿を見ることができる、という点では興味深い街だと思います。

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