ANAプノンペン→成田直行便(ボーイング787-8)搭乗記

(初搭乗2016年9月。2018年4月に最終搭乗。記事内容は初回搭乗時のものをベースに適宜変更しています)
 カンボジア、日本両国待望の定期直行便の運航が2016年の9月1日から始まっています。
今回私は全日空が運航しているプノンペンから成田への直行便に搭乗したので、その記録です。


概要

運航スケジュール:プノンペン22:50発→東京(成田)6:45着
往復航空券:51,860円。(ANA公式サイトから購入)
機材:ボーイング787-8 ビジネスとエコノミーの2クラス、全240席仕様。
機上にて

航空券の購入

 航空券は約1か月半前にANA公式サイトから購入しました。プノンペン発の往復で約52,000円。2018年5月現在、プノンペン発だと安くても6万円前後で、東京発だとそれよりも少し高い値段設定になっています。

チェックイン

 搭乗の当日はプノンペン空港に約1時間半前に到着しました。車で空港につけると、ちょうどANAの乗務員さんがバスで空港に入るタイミングと重なりました。空港にGiant Ibisのバスが入っていったので定期路線でもあるのかな?と思ったらANAの方々でびっくりしました。

 空港内に入るとすでにチェックインが始まっており、すぐにANAの大きな看板が目に入ります。
 ANAは他社よりも多く5列のチェックインカウンターをオープンさせて対応しており、その内訳はビジネスクラス用2レーン、エコノミークラス用2レーン、オンラインチェックイン済み荷物預入1レーンでした。
 また、通常はカンボジアエアポートの職員がカウンター対応するのですが、ANAは日本人を含むANA直営のスタッフが対応していました。ANA、本気だな!
 →現在も日本人スタッフが何人かいて、丁寧に対応してくれます。
プノンペン空港

搭乗まで

(2017年11月現在改善済み)
 ANAが出発する時間帯はそんなに混んでいないので、出国審査、手荷物検査はほぼ並ばずにすんなり終わります。
 で、ANAの搭乗口に向かうのですが、搭乗口20番ゲートはボーディングブリッジのないバスゲート。
 えー!?バスかよ!?
ANAの看板がわかりやすいので間違えることはない

 搭乗は約30分前から始まりましたが、全員が乗り込むまでにバス3台に分かれたので飛行機に乗るまでに30分かかりました。うーん、ちょっと残念。
 この日は雨が降っていたので、バスからタラップ車までの間に係員が傘を持って屋根を作ってくれてたけど、濡れるわ!
 最近は9番ゲートを利用しての搭乗に変更され、ボーディングブリッジから直接搭乗できます。搭乗開始時刻は出発の25分くらい前の場合が多い気がします。


機内

 ANAのボーイング787-8は初めてだったのでワクワクしながらの搭乗。
 横3-3-3の9列。まだ新しい機材で第一印象は好印象。
機内

 搭乗したのはカンボジアのお盆休み直前だったので、カンボジアから日本に一時帰国する日本人の姿が多く、搭乗率は約7割くらいでした。窓側と通路側は完全に埋まってました。私の想像だと日本人ばっかりでガラガラなのかなあと思ってたけど、日本人は6割くらいで意外とほかの国の方も乗ってた感じ。(聞いた話によると通常時はガラガラで搭乗率は2割くらいらしいです。)
 席につくと最初から座席の上に毛布とクッションが置いてあり、ポケットの中にはヘッドホンが入っていました。後で配られるより最初から置いてあったほうが個人的には好印象。
 搭乗率、最近は少し安定してきたようですが、一列に4-5人のところが多く、エコノミーで50%程度、ビジネスは数人だと思います。

安全ビデオ

 それから恒例の機内安全ビデオが始まるわけですが、音声は日本語→英語の順で通常通りですが、画面では英語の放送に合わせてクメール語の字幕が出ていました。すげーANA!カンボジアに本気だな!

機内食

食事はおやつが1回、朝食が1回でした。

 おやつは出発後30分くらいで配られました。
 内容はポテトチップスとチョコケーキと飲み物。
お菓子。

 チョコケーキはもっさりしてて、カンボジアで作りました感がある味。
 ポテトチップスは気圧で袋がちょっと膨れてたけど味は普通でした。

 その後、3時間くらい減灯タイムでカンボジア時間朝3時半(日本時間の5時半)頃に朝食タイム。
 メニューは和食(おかゆ)と洋食の選択。私は洋食を選択しました。
朝食(2016年9月)

 特に美味しい!ってわけではないけどまずいってほどではない。普通。個人的にはアンコールミルクのヨーグルトがプレーンじゃなくてイチゴ味だったのが高評価です。
 パンは焼きたてじゃなくて袋に入ってたのが残念でした。


 2017年11月搭乗時の朝食、和食。まあまあの味でした。
朝食(2017年11月)


到着

成田に到着

そんなこんなで約6時間のフライトで成田に到着しました。日系ならではの安心感があることは間違いありません。


まとめ

偉そうながら使ってみた感想をまとめてみます。

よかったところ

  •  機材が新しい:使用機材の787は導入から時間があまりたっておらず、整備もきちんとされているのできれいです。
  •  カンボジアに対するANAの本気:プノンペンへのスタッフ配置、空港内での誘導看板の積極的な配置など、ANAが相当力いれてるなあと感じました。

残念だったところ

  •  プノンペン空港での出発ゲートがバス移動。→改善済み
  •  シートがちゃっちい?見た目的にひじ掛けが安っぽいような気がしたし、座席のフィット感についても、ん!?という違和感があった。加えて、リクライニングが固く、席を倒すのにはコツが必要でした。座席をケチってる感じがしたのでマイナスです。
  • 787の良さを生かしきれてない気がしました。照明とか、ベトナム航空は有効活用してたけどANAは面白みもなかったし、なんかちょっと残念な感じがしました。
  • 食事のトレーが小さくて、飲み物が置けない。飲み物をテーブルの穴に入れようとするとトレーがテーブル上に収まらず安定感がない。これは設計ミスでは?
 乗り継ぎが無いので楽なのは間違いありませんが、日系だからと言って過度な期待は禁物!でも、安心感はあるよ。といったところでしょうか。


 この搭乗の後、成田からプノンペンへの便にも搭乗しました。こちらをご覧ください。
全日空NH817便 成田→プノンペン直行便搭乗記

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