台湾プロ野球観戦記 ①台南球場編

 台南球場で台湾のプロ野球を見てきました。台南球場は台南市の街中にあり、「市民に愛されている昭和の球場」のような雰囲気がありました。今回観戦したのは土曜日の試合で、「統一ライオンズ」対「Lamigoモンキーズ」という人気球団同士の対戦だったので、多くのお客さんが来場していました。
台南市立棒球場

アクセス

 この球場は市街地にあり、台南駅から2㎞ちょっとで、歩こうと思えば歩けます。ただ、この球場の目の前にバス停「體育公園(臺南大學)」があり、運行頻度の多い5番バスや、市内を周回する0番バスなどが停車するので、バスで行くのも便利だと思います。バスはどこまで乗っても一回18元です。


チケット購入

 球場の一塁側寄りのところにチケット売り場があります。試合開始30分前くらいに行って購入しましたが、バックネット裏が余裕で開いていました。値段は内野席ならどこを選んでも同じ値段ですが、バックネット裏の席は日本ほど人気が無いようです。土曜日開催で内野席400元でした。
 また、事前にセブンイレブンでも購入できます。
チケット売り場

入場

 バックネット裏の真後ろの3列目という良席でしたが、まわりはガラガラでした。一方、一塁側、三塁側のスタンドは統一のファンでぎっしり埋まっていました。
ここから観戦
 球場内にも売店がありますが、種類が少ないです。バックネット裏に飲み物とお弁当の店があるくらいです。日本のように手荷物チェックもないので、外で購入して持ち込むのもいいと思います。
バックネット裏の売店
 この球場は台南空港の滑走路の延長上、2㎞くらいのところに位置しているので、飛行機が大きく見えます。飛行機が通るたびに空が気になりました。
上空を飛ぶ飛行機
 スコアボードは日本の地方球場よりもひどく、選手のオーダー表示が無いのでビジター選手の名前が全然わかりません。
スコアボード
ただ、ホーム選手には別の画面で応援歌の歌詞まで表示する手厚さ。
応援歌の表示

応援団

 話には聞いていたのですが、台湾のプロ野球は応援が独特です。
一塁側スタンド

 ホームチームの応援席は一塁側、三塁側の内野スタンドになり、どちらのベンチの上にもホームチームのチアリーダーが出てきて応援を盛り上げます。
 一塁側のベンチ上は8割くらいの人が立って応援していました。
 相手チームの攻撃中でも球場のスピーカーを使って投手を応援する音楽を流したり、結構やりたい放題でした。
三塁側もぎっしり

 一方、ビジターチームの応援はレフト側の外野席の一角に押しやられます。
レフト側応援席

 ただ、人気球団のラミゴはさすがに人数も多く、ロッテ風味の応援がよく響いていました。

試合

 試合はラミゴの大勝に終わりましたが、統一のファンも最後まで残って応援していました。日本球界からも注目されているラミゴの「王柏融」選手はこの試合でも3安打し、他の選手と格が違う雰囲気を感じました。
王柏融

(2018年4月訪問)

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