ジョホールバル・スナイ空港を使ってシンガポールへ行ってみた

 さて、前回の記事で比較検討の結果、ジョホールバルのスナイ空港経由でのシンガポール入国が安くていいんじゃないか、ということになったので実際に使ってみました。

ホーチミン→ジョホールバル

 ホーチミン、タンソンニャット国際空港からジョホールバル、スナイ国際空港まではエアアジアAK1491便を利用し、106ドル。
ホーチミンに駐機中のエアアジア機
 LCCですがこの便はボーディングブリッジを使っての搭乗。出発は日曜の朝でしたが搭乗率は70%くらいでした。マレーシア人かベトナム人のお客さんが大半でしたが、1割ぐらいは白人の旅行者が乗っていました。
 
ホーチミンを離陸
 エアアジア、LCCの中でも座席が広いほうだと思います。レガシーキャリアの短距離路線と大差ない座席の広さなので、快適にフライトできます。
マレーシアのどこかの島
 この路線、比較的短距離なので、高い高度で飛ぶ時間が少なく、窓側に座ると景色も結構楽しめました。
イスカンダル計画内の開発地と思う
 海の中の島や、広大なヤシ畑、その中の人工的な開発地など、マレーシアの様々な景色が楽しめます。同じ東南アジアでもカンボジアやベトナムと雰囲気が違いますねえ。

 2時間弱のフライトでジョホールバル・スナイ国際空港に到着。国内線がメインですが、一日100便くらいが発着している空港なのでそこそこ大きいのかなあ、と思っていましたが、ボーディングブリッジが4つはあるものの、駐機中の飛行機がいなかったせいか寂しい感じがするエアサイドでした。
スナイ空港に到着
 このエアアジア機ではボーディングブリッジを使わず、地上を歩いて脇から建物に入る形でした。細い階段しかなかったので、大きい荷物を持ってたら大変だなあと思いました。

建物の脇から入館
 ターミナル内に入館してびっくり、出発待ちのお客さんがずらーっと並んでいて、その間をすり抜けるように入国審査へ向かいました。

ターミナル内
 入国審査、小さい空港だから窓口も少ないのかなあと思ってたら、6つも空いてました。なお2つはベトナム人用、2列がAPEC等特別者用で、純粋な外国人用は2列だけでした。
 利用した飛行機の定刻は11:40分着で、到着は若干早かったのでこの時間には入国審査の列に並び始めることができましたが、審査が終わったのは12時頃。よくわかりませんがちんたらちんたらやってました。

 入国審査を終えて下の階に降りて、手荷物受取場のところでひとりひとり税関のチェックをするからまた並びました。マレーシアもこの辺の手際は悪いですねえ。

 事前の調査で、ターミナル内にバスのカウンターがあってそこでJBセントラル行きのバスのチケットが買えるらしい、ということだったので行ってみると残念ながらすでに12時のバスは出発済みで、13時のバスの案内がなされており、この辺の時間はきっちり守られました。バスは一時間に一本。この計画の懸念事項ではありましたが、見事にその不安が的中した形になりました。
空港ターミナルにて
 空港ターミナルの非制限エリアは最近建てられたのか、新しくて明るくてきれいでした。レストランやショップも結構な数が入っており、この辺はKLIA2と似ていてマレーシアの戦略がうかがえます。


 バスを逃して、ターミナル内で写真を撮っていると、「どこに行くの?」と声をかけられました。シンガポールに行きたいから国境のバス乗り場まで行きたい旨を伝えると、その青年が彼のスマホからタクシー配車アプリ「Grab」を使ってタクシーを呼んでくれました。彼曰く、Grabは配車時に目的地を入力した際に料金が決定され、バスターミナルまで27リンギット(700円)。バスだと8リンギット(200円)だったのでどうしようかなあと思いまいしたが、一時間の待ち時間を考え、タクシー利用に決めました。

 実はマレーシアでは以前、声をかけられて金をとられかけた(未遂)ことがあったので、今回もまた来たか!とびくびくしていましたが、彼は純粋な青年で悪巧みではなかったです。


 Grabで呼んだタクシーは5分足らずで空港に迎えに来てくれました。
タクシーを待つ

スナイ国際空港→JBセントラル

 来たタクシーはいわゆる白タクで、普通の兄ちゃんでした。英語も話せたので助かりましたが。
 カンボジアから来ると、マレーシアは右ハンドルの左側通行なので日本に来たような感覚になりました。基本的に道路は広くてきれいで、高速走行が可能です。 
ジョホールバルでは高層建築が絶賛建築中
 空港から市内までの間には背の高い高層建築物がポコポコ建っており、ショッピングセンターも至る所にあります。開発の勢いは感じますが、今のところは生活感はあまり感じられませんでした。
 そういえばこのタクシー、空港での予約時に国境から少し離れた「ランキンバスターミナル」(国境へは再びバスで行く必要がある)へ行先を設定してあったようで、「JBセントラル」(マレーシア側の国境に付属したターミナル)へ行先を変更してもらいました。遠いからもう10リンギット頂戴。ってことでタクシー料金は合計37リンギットになりました。
 交通渋滞もなくスムーズに来ましたが、空港からJBセントラルまでは30分強かかりました。バスだと1時間近くかかってしまうのでしょうか。

JBセントラル→ウッドランズ

JBセントラル
 タクシーをJBセントラルの降り、周辺をプラプラとしました。JBセントラル周辺はマレーシア側の交通結節点で、鉄道駅やバス乗り場、国境のCIQ施設、ショッピングセンターなどが集積しています。

 私は6年ぶりの訪問になりましたが、鉄道駅近くの2階のフロアは以前からあったタピオカ屋や両替屋が健在で懐かしい気分になりました。ただ今回はコンドミニアムをはじめとする不動産販売の店の勢いに圧倒されました。ちなみに、マレーシアで外国人が不動産を購入できるのは100万リンギット(2600万円)以上かららしいです。
JBセントラル前のタクシー渋滞
 JBセントラルからスカイデッキで接続されているCIQ施設においてマレーシアの出国審査を行います。このCIQ施設、施設はかなり立派なもので窓口も多く、私が行ったとき(日曜日の昼過ぎ)にはほぼ並ばずに手続きができました。ただ、かなり大量のお客さんを並ばせられるように(?)通路が異常に長くて歩くのが疲れました。

 手続きはスムーズで、歩行時間を含めてJBセントラル駅から20分ほどでシンガポール行きのバス乗り場へ到着。
コーズウェイリンクのバス乗り場
 利用したのはコーズウェイリンクというマレーシアのバス会社。シンガポール側では3路線に分かれますが、マレーシアとシンガポールの国境間はどのバスに乗っても大丈夫です。バスに乗るときにシンガポール側の希望の行先を言ってレシートをもらいます。私はクイーンストリート行きを購入。定価RM3.6ですが細かいお金がなかったので4リンギット払いました。おつりは出ません。

 コーズウェイリンクのバス乗り場は出国審査からバスターミナルのフロアに降りてすぐで、多くの人が並んでいるのですぐにわかります。並んでいる人は多いですが、バスの回転も早いのでそこそこすぐに乗れます。
ウッドランズ到着
 マレーシアからシンガポールへの道路、コーズウェイは土手道で景色はどうなのかなあとも思いましたが、私が乗った側は水道管しか見えませんでした。車の数が多くてスムーズではありませんでしたが、コーズウェイでのバス乗車時間は20分くらいでした。

 シンガポール側のCIQ施設、ウッドランズでも手続きはスムーズでした。やはりこの国境では人の行き来が激しいので、対応能力もかなり大きいのでしょうか。

 シンガポール入国審査後、再びコーズウェイリンクのバスに乗り込みます。今回は自分が行きたい目的地のところに並び、バスに乗ります。コーズウェイでは立っていましたが、ここからの区間は定員を守るらしく、必ず座れます。

ウッドランズCIQ→クイーンストリート(ブギス)

 バスに乗ってしまえばあとは寝るだけです。シンガポールの北側は自然がかなり残されていて、高層ビルが立ち並ぶ近代的な都市国家のイメージがかなり変わります。
緑の多いシンガポール
 バスの終点、クイーンストリートには午後3時前に到着。シンガポール内の国内移動時間は40分ほど、ジョホールバル空港での入国からだと約3時間かかりました。
シンガポールに到着
 ちなみに、このバスターミナルの付近、「ブギス」地区には近代的なショッピングセンターのほか、日本でいう原宿のような雰囲気がある「ブギスストリート」という小さいお店が集まった通りがあります。市内中心部や空港で買うよりも安く、なかなかおもしろいものが手に入るのでお土産を物色するのにはいい場所だと思います。

ジョホールバル空港→シンガポールまとめ

所要時間:約3時間
支出総額:41リンギット(約1100円)

 国境であまり並ぶことはありませんでしたが、手続きはやはり手間に感じます。急いでいるときはお勧めしませんが、ちょっと時間があって移動も楽しみたい、という時には使えるルートだと思います。素直にチャンギ空港からシンガポール市内に入るよりも旅の楽しさ(充実感?)は上です。

(2017年7月利用)

0 件のコメント :

コメントを投稿