パスポートの強さが比較できるサイト「Passport Index」で日本とカンボジアを比べてみる

 入国時のビザが不要な国の数などでパスポートの「強さ」をランク付けしたサイト、「Passport Index」では2017年版のランキングを発表しています。
Passport Index

世界一強いパスポート

 このランキングによると、ビザが不要または到着時のビザ申請のみで入国できる国数が最も多い、「世界一強い」パスポートはドイツで158カ国でした。

 続いて二位に157カ国でスウェーデンとシンガポール。
 三位に156カ国でアメリカとイギリスほかヨーロッパの国がランクインされています。



日本の順位は

 日本のパスポートは世界一強いと思っている日本人の方もいると思いますが、このランキングでは155カ国で4位にランクインしています。アジアの中ではシンガポールに次ぐ順位です。

カンボジアの順位は

 一方、カンボジアは48カ国で79位にランクインしています。
詳細を確認すると、日本はビザなし115カ国、到着ビザ40カ国に対して、カンボジアはビザなし18カ国、到着ビザ30カ国となっています。18カ国の内訳はASEANを中心とした近隣諸国に集中しています。
 カンボジアのパスポートではビザが不要で、日本のパスポートでビザが必要な国はミャンマーとアフリカのガンビアの二カ国のみです。

 カンボジア人と旅行などをする場合、このパスポートの強さの違いが難しい問題になってきそうです。

カンボジアは別のランキングで世界一だった

 このサイトでは「Welcoming Countries」として、その国を訪問時にビザなしまたは到着時のビザ申請のみで入国できる国数のランキングも公開しています。
 そのランキングで、カンボジアは198カ国で1位にランクインされています。このランキングの対象国は199カ国なので、つまり自国カンボジアを除いた198国すべての国からカンボジアへはビザなしまたは到着時のビザ申請のみで入国できます。同じく1位にはアフリカや中南米の小国が名を連ねています。自国の産業が弱く、観光客を呼び込もうという姿勢の表れでしょうか。
カンボジアは栄えある(?)1位

 一方で日本は66カ国で68位にランクインです。無理にビザなし入国を推進する必要はありませんが、観光客を呼び込む上での障害になっていることに間違いはないでしょう。

 なかなか面白いサイトだったので、記事として紹介してみました。
「Passport Index」はこちら

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