コンパクトでおしゃれなタリン空港利用記

 エストニア首都にあるタリン空港を利用しました。印象としては、空港自体はコンパクトな作りながら、北欧的なおしゃれな雰囲気が随所に感じられる素敵な空港でした。

エアサイド

 まずはエアサイド(制限エリア内)から。私は到着便を利用したので、その順番に沿って紹介します。

エプロン

 タリン空港のターミナルは滑走路の西端にあり、T字型をしています。ちょうどTの横棒が非制限エリアで、縦棒が制限エリア、縦棒の両側に飛行機が止まるイメージです。小型機も多く、ターミナルまで歩いて向かう場合や、沖止めも多いです。
エプロンから

到着ゲート

 到着ゲートと言っても搭乗ゲートと兼用で、制限エリアは出発と到着で別れていません。タリン空港のターミナルに入って真っ先に目に入ったのは車。空港ターミナル内に車とはまた斬新な。
空港ターミナル内に車。

分かりやすい導線

 制限エリアはT字型の縦棒部分だけの一本道なので、導線が分かりやすく迷うことはないでしょう。
制限エリア内

おしゃれな椅子が並ぶ

 ターミナル内には北欧風のデザインのおしゃれな椅子が並んでいます。到着時には使うことはあまりないですが、出発時にはお世話になること間違いなしです。
頭部が隠れるような椅子

 また、最近世界各地の空港に増えている仮眠用のベッド、スリープポッドが設置してあり、無料で寝ることができます。そうではなくても、隣に並んでいるカラフルな椅子も寝るのには適していそうな雰囲気です。
 とはいえ現在のところ深夜出発便はないので、本格的に使われる機会はあまりなさそうですが。
スリープポッドと椅子

 スリープポッドはエストニアのお隣フィンランドのGoSleepというもので、シェードを閉めて熟睡できます。中にはコンセントもあるので充電もできます。
スリープポッド内部

 スリーピングポットの他にもマッサージ機もありました(有料)。
椅子はカラフル。手前の車は日産

多彩な商業施設

 制限エリア内には日本料理のレストランや、カフェ、バーなどターミナルが小さいながらレストランの選択肢は多いなあという気がします。
 プライオリティパスも使えるラウンジはT字型の付け根部分にある階段の上にあります。
左側の階段を上るとラウンジ

 制限エリア内はなぜか展示してある車が多かったです。

ランドサイド

 ランドサイド(非制限エリア)はT字型の横棒の部分で、基本的に片側が出発ロビー、もう片側が到着ロビーになっており、中央部にバスが発着しています。

到着ロビー

 利用客があまり多くないこともあり、到着口は一つです。地図などのパンフレットは空港内に置いてあります。タリン市内でバスやトラムを1日3回以上、または3日で5回以上利用する人は一日券(3ユーロ)や三日券(5ユーロ)を購入したほうがお得です。この公共交通機関共通のカード「Ühiskaart」を空港内で購入する場合はコンビニのような売店で購入します。到着口を出て、右手に進んだ左側に売店があります。カフェの手前です。
 ここで店員に公共交通機関のカードくださいって言えば出してくれて、使用開始をいつからにするかも購入時に指定できます。
到着口を出て右側

出発ロビー


 出発ロビーは到着ロビーの反対側にあり、カウンターがずらっと並んではいますが、首都の空港にしてはコンパクトです。この搭乗手続きカウンターの近くにインフォメーションがあります。
出発ロビー

市内へのバスは下から


 タリン空港に到着して市内へ向かう際にはバスがメインの交通手段になります。到着口を出て左側すぐのところにあるエスカレーターで下の階に降ります。
市内へのバスに乗るにはエスカレーターを降りる

 下の階は地下のような雰囲気で通路の両脇にはレンタカー屋が並んでいますが、そのまままっすぐ自動ドアから出ましょう。
地階にはレンタカー屋が並ぶ

 バス停は自動ドアを出て右側です。バス停が何個か並んでいますが、出口から一番近いバス停が市内へ向かうバス停になります。バスは平日は大体20分間隔、休日は30分間隔と多くはないです。バスカードを持っていない場合、運転手からチケットを買うことになり、2ユーロです。
出口から一番近くのバス停

 バスは空港が始発ではないので比較的混んでおり、座れない可能性が高いです。また、時間帯によっては渋滞にはまります。空港の出口には徒歩で市内はこちらという看板が出ていました。市内までは4㎞程度と歩けない距離ではないですが、あまりおすすめはしません。

雑感

 タリンの空港は小さいですが、その分機能的でわかりやすいです。また、配置されている椅子など随所に北欧的な雰囲気を感じることができます。バスの本数があまり多くないのが欠点と言えば欠点ですが、市内からも近いので場合によってはタクシーの利用もいいと思います。
(2016年11月利用)

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