ラオス国境の街、ストゥントレンってこんなところ

 カンボジアの地方都市紹介シリーズ、今回はストゥントレンです。
ストゥントレン、セコン川に昇る日の出

 ストゥントレンはカンボジア北東部にある州で、ストゥントレンの街はその州都です。ストゥントレンからラオスの国境までは60㎞ほど、一時間ちょっとで到着します。そのため、カンボジアからラオスへ抜ける旅行者にとっての休憩地点としてもいい場所だと思います。
セコン川を渡る橋。この道を進むと一時間ちょっとでラオス国境

 また、ストゥントレンは街の北側をメコン川最大の支流セコン川に、西側をメコン川に囲まれているので、川に昇る日の出と川に沈む夕日の両方を楽しむことができます。
橋の上からストゥントレンの中心部方向

ストゥントレンへの行き方

 プノンペンからストゥントレンへはソリヤバスが朝6:45発、7:15発、9:45発の一日三本、所要時間は約9時間、$12です。
 また、ローカル人向けにバンの乗り合いタクシーもあり6時間ちょっとで到着しますが、それでもかなり長時間の移動となるので、すし詰めになる可能性のある乗り合いタクシーよりもバスのほうがいいと思います。
プノンペンのソリヤバスチケット売り場にて

ストゥントレンの街を散策

 ストゥントレンの街はセコン川沿いと川から南へ500mくらいの間にメインの市街地が広がっています。バスやタクシー乗り場、市場や宿泊施設もセコン川の近くの徒歩圏内にあります。
ストゥントレンの中心部
この街は州都とは言えかなり静かです。人口も多くなく、観光客向けのホテルも数えるほどしかありません。
セコン川沿いの公園
 街の北側を流れるセコン川に沿って、遊歩道と公園があります。これといった観光地のないストゥントレンでは、川沿いをぶらぶら歩いてのんびりするのがこの街の楽しみ方だと思います。

 また、川に囲まれているため魚が豊富で、レストランや市場でたくさん食べられます。
ストゥントレンでは川でとれる魚がたくさん食べられる
 宿泊施設は川沿いにあるゴールデンリバーホテルが市内屈指の観光客向けホテルで、1泊15ドルから宿泊できます。そのほか、ゲストハウスは市内に点在しており、エアコン付きで10ドル程度、エアコンなしで5ドル程度から宿泊できます。

 また、市内の西側にはメコン川を渡る大きな橋が中国の援助で架かりました。この橋の上からはメコン川とセコン川との合流の様子がよく見え、雄大な景色を楽しむことができる唯一無二の場所です。
メコン川の上を渡る橋の上から。写真写りが悪いのはご容赦

 この橋を渡るとプレアヴィヒア、シェムリアップ方面へ舗装された良い道路が続いています。ストゥントレンの街からはこの道を通ってシェムリアップ行き、またプレアヴィヒアに行くのに便利なアンロンベン方面へのバンの乗り合いタクシーが出ています。もちろんラオス国境方面への乗り合いタクシーもストゥントレンの街から乗ることができるので、交通の要衝のストゥントレンに泊まって、乗り継ぎに備えつつこの小さな街を楽しんでみるのはいかがでしょうか。

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