盆休みを前にしてお役所様からこんな通知があったよ

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 カンボジアはもうすぐプチュンバンというお盆です。 今年は9月30日から10月3日までが休みになり、4連休になります。
 プチュンバンではカンボジア人はみんな故郷に帰り、お寺にお参りに行きます。
去年のプチュンバン休み中のお寺の様子
で、そんな国民的な祝日に先立ち、先日労働省からこんな告示がありました。

1-SHALL ALLOW ALL WORKERS TO HAVE FOUR-DAY PAID LEAVE DURING PCHUM BEN FESTIVAL. THOSE FOUR-DAY PAID LEAVES ARE COMMENCING FROM 30TH SEPTEMBER TO 01ST, 02ND AND 3RD OCTOBER, 2016 INSTEAD OF SUNDAY 02ND.

2-SHALL MANAGE TO PAY THE WAGES TO WORKERS PRIOR TO PCHUM BEN’S DAY. IF EMPLOYER CANNOT PAY WORKER THE WHOLE WAGE, EMPLOYER IS REQUIRED TO PROVIDE THE WAGE AT LEAST 50% OF THEIR TOTAL WAGES IN ADVANCE TO
WORKERS.
(原文のまま)

以下は自分の解釈です。

 1-については、祝日だから有休の祝日扱いにしろ!本当は2日は日曜だけどその振替で3日まで祝日にすんから全4日間祝日扱いな!ってことかなあ。paid leaveの日本語訳が有休ってのは誤解を招くかもしれませんが、通常の祝日と同様に正確に言うと働かないけど出勤日扱いにして出勤にしたことにする(給料が支払われる対象にする)ってことだと思います。

 で、これが何に影響するかというと、本来の国の定めるプチュンバンの祝日ってのは3日間だけど、その最終日が日曜日と重なったことによって1日増えて4日間になった。で、本来日曜日は出勤日にカウントされないけど、今回は特例で有給の祝日扱いになるので、10月の勤務日が1日増えたことになる。日割月給制の場合それによって1日分の割合が下がるので1日休んでも減額される額が減る=労働者優位になる?ということかなあ。
 まあ、これはあんまり大したことではないように感じられるけど、ワーカーにとってはでかい話になるのかなあ。


 2-については、プチュンバンより前に給料を払え!全額払えなくても最低50%は渡せ!
というなんともカンボジアらしい告示です。

 カンボジアの公務員の給料日は月末に近いので特に問題にはなりませんが、月末締めで翌月10日払いといった会社でいきなり半分払えというのはなかなか酷な話でしょう。
 プチュンバンに金を使うから前借りしますってのはあくまでも前借りであって、結局はそのあともらえるお金が減るんですから、だったら前月に半月分を自分でセーブしとけよ!って思ってしまうのは自分だけでしょうか。ま、カンボジア人の性格上それは難しいのかもしれませんが。

 基本はあくまでも個人の金のやりくりの問題であって、それを労働省が支払者に前払いしろ!ってのはなんだかなあ、と思います。カンボジアってのはそういう国ですが。

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