いつか行きたいと思っていた立山黒部アルペンルートを、富山駅から長野駅まで1日で横断しました。
当初は長野側から入り、富山へ抜けてもう1日富山を観光するつもりでしたが、長野側でアクセスの良い時間帯のケーブルカーがすでに埋まっていたため、富山に前泊して長野へ抜ける逆方向のルートに変更しました。
電鉄富山駅を8時に出発し、長野駅に到着したのは19時前。室堂散策と昼食を含め、約11時間の行程です。
今回は実際の通過時刻、混雑、景色が見やすい座席、1日でどこまで観光できたかをまとめます。
関連記事:立山黒部アルペンルート徹底攻略|WEBきっぷと前日準備
今回の行程
- 8:00 電鉄富山駅発の特急に乗車
- 8:54頃 立山駅
- 9:20 立山駅発立山ケーブルカーに乗車
- 9:40 美女平発立山高原バスに乗車
- 10:40頃 室堂
- 13:45 室堂出発
- 13:55頃 大観峰
- 14:30頃 黒部平
- 15:20頃 黒部ダム
- 16:05 黒部ダム駅から電気バス
- 16:20頃 扇沢
- 17:00 扇沢から長野駅へ
- 19:00 長野駅到着
- 20:37 長野駅から北陸新幹線で帰宅
料金
電鉄富山駅から扇沢までは、全線開業55周年企画の「ゴーゴー!早割WEBきっぷ」を利用しました。
通常12,360円のところ、利用日の5日前までに購入すると11,250円になり、1人1,110円安くなりました。立山駅9時20分発のケーブルカーも予約しました。
これに富山地方鉄道の特急券600円、扇沢から長野駅までのバス代4,300円が加わります。
- ゴーゴー!早割WEBきっぷ:11,250円
- 富山地方鉄道特急券:600円
- 扇沢~長野駅のバス:4,300円
- 合計:16,150円
立山黒部アルペンルートが安くないことは分かっていましたが、扇沢から長野駅までのバスが4,300円もしたのは高く感じました。しかも所要時間は約1時間50分です。
ゴーゴー!早割WEBきっぷは2026年7月25日までの期間限定で、予約期限やキャンセル料の条件もあります。詳しい条件は立山黒部アルペンルートの公式サイトで確認した方がよいです。
電鉄富山駅から立山駅
電鉄富山駅からは、8時発の特急に乗りました。
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| 電鉄富山駅から特急に乗車 |
改札は基本的に発車10分前から始まります。改札脇に待機列が用意されており、 7時40分頃には既に20人弱が並んでいました。台湾から来たと思われる旅行者が多く、立山黒部アルペンルートの外国人旅行者への人気を感じました。
特急は2両編成で、普通列車にも使われている車両でした。多少の立ち客が出る程度には混んでいました。
線路の状態はそれほど良くないようで、車内はどれなりに揺れます。一方、川沿いの景色が良い場所では車内放送が入り、徐行して景色を見せてくれました。
設備の古さは感じるものの、観光路線として頑張っている様子は好印象でした。
立山駅と立山ケーブルカー
立山駅に到着後、予約したケーブルカー出発まで23分ほどあったため駅周辺を散策し、駅のモンベルでTシャツを購入しました。
駅構内は土産店などが充実しています。ただし、朝早かったため営業していない飲食店もありました。
予約したケーブルカーは9時20分発です。発車10分前に乗り場へ行きましたが、問題なく乗車できました。
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| 立山駅のケーブルカー |
車内は満員電車並みのすし詰め状態でした。今回は一番下側の運転席横に立つことができ、車両の下につながれた貨車や専用軌道をよく見ることができました。
美女平から立山高原バス
ケーブルカーが美女平へ到着すると、そのまま立山高原バスへ乗り継ぐ流れができていました。
我々はすぐにバスへ向かわず、トイレに寄り、美女平のスタンプも押しました。そのため、バスに乗り込んだのは9時40分の出発2分前です。
9時40分の乗り継ぎに合わせて何台かバスを走らせており、ケーブルカーからまっすぐ乗り換えた人が乗ったバスは、定刻を待たずにすでに出発していました。
我々が乗ったのは9時40分定刻発の最後の便だったため、客は少なく、座席をゆったり使えました。急いで乗り換えた方がよいと思っていましたが、今回はトイレとスタンプに寄ったことで、結果的に空いたバスに乗れました。
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| 美女平を出発したバス |
富山側から室堂へ向かう場合、座席は進行方向左側がおすすめです。滝見台や称名滝などの見どころが左側に集中しています。
バスでは平成初期を思わせるようなBGMが流れ、見どころでは案内放送もあります。
最初は杉やブナの森の中を走りますが、標高が上がるにつれて木が少なくなり、周囲の景色が大きく変わっていきます。さらに進んで雪景色になったときは、いよいよ立山へ来たという実感があり、感動しました。
室堂と雪の大谷
室堂の気温は9度でした。長袖シャツとパーカーに加え、室堂対策としてウルトラライトダウンのベストを持参しました。雪の上を歩いていると、この服装でちょうどよいくらいでした。
6月中旬でも室堂には雪がかなり残っています。登山をせず、乗り物を乗り継ぐだけで標高2,400mを超える場所まで来られるのが、立山黒部アルペンルートの大きな魅力だと思います。
雪の大谷には11時頃に行きました。この日の表示は高さ9mでした。
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| 雪の大谷 |
ただし、雪の壁は道路の片側に少し残っている程度で、事前に写真で見ていたような、両側を高い雪壁に囲まれる景色ではありませんでした。
6月中旬まで雪は十分残っていますが、高い雪壁を目的にするなら、もう少し早い時期に訪問した方がよさそうです。
ホテル立山で昼食
11時30分頃、ホテル立山2階のレストランで昼食にしました。
入店時は待たずに席へ案内されましたが、食事を終えて12時過ぎに店を出ると、レストランの前には長い列ができていました。
室堂へ到着したら先に雪の大谷を見て、11時30分頃までに昼食へ向かうと、比較的待たずに入れる可能性があります。少なくとも今回については、12時を過ぎてから明らかに混雑していました。
注文したのは氷見うどんと白エビ天丼のセットです。
氷見うどんは普通のうどんより細く、そうめんに近い印象でした。白エビ天丼も普通においしかったですが、前日に富山駅の「すし玉」で食べた白エビほど、揚げたての印象はありませんでした。
関連記事:富山駅到着からすぐに寿司!富山駅構内の「すし玉」と岩瀬散策ルート徹底レポ
みくりが池散策と雷鳥
昼食後は、みくりが池周辺を散策しました。
通常は1時間程度のコースですが、雪が残っていて滑りやすく、写真撮影などを含めて約90分かかりました。
荷物は1泊2日分をリュック一つに詰め、コインロッカーを使わずに持ち歩きました。今回の荷物量なら問題ありませんでしたが、2泊3日以上の旅行では、雪道を荷物を背負って歩くのが負担になりそうです。
みくりが池周辺を散策中、偶然にも野生の雷鳥に遭遇しました。今回の旅行でも特に印象に残った出来事です。
また、室堂郵便局からは雷鳥の形をした木製のハガキも送れるので、旅の記念に送りました。
室堂から大観峰へ
室堂は13時45分発の立山トンネル電気バスで出発しました。
以前は日本最後のトロリーバスが走っていた区間ですが、現在は電気バスに変わっています。
大観峰駅の屋上展望台からは、雪が残る山々と黒部湖方面を見渡すことができました。
雪のため屋外テラスでの飲食販売は休止していましたが、展望台からの景色はきれいでした。
混雑していた立山ロープウェイ
大観峰から黒部平へ向かう立山ロープウェイでは臨時便が運行されており、待ち時間はほとんどなく乗車できました。
一方、車内は身動きが取れないほど混雑していました。
富山側の大観峰から黒部平へ向かう場合、黒部ダム方面の景色を見るなら進行方向右側の窓際を確保した方がよさそうです。
今回は反対側に乗ってしまい、見えたのはほぼ山肌だけでした。座ってしまうと周囲の人で窓も見えません。
臨時便のおかげで待たずに乗れた点はよかったものの、これだけ混んでいると景色を楽しむ乗り物としての満足度は下がります。
14時30分頃に黒部平へ到着し、濃厚なチョコレート味のブラックソフトを食べて休憩しました。
黒部ダム
黒部平から黒部ケーブルカーで黒部湖駅へ下りました。
黒部湖駅から黒部ダムまでは徒歩で移動します。15時20分頃に黒部ダムへ着きました。
訪問した6月13日は、まだ観光放水が始まっていませんでした。2026年は雪の大谷ウォークが6月25日まで、黒部ダムの観光放水が6月26日からだったため、通常の日程では両方を同日に見ることができません。
放水はありませんでしたが、日本一の高さを持つダムの規模は十分に感じられました。
展望台へ行く時間がなかったわけではありませんが、行程の終盤で疲れていたこと、観光放水をしていなかったこともあり、今回は上の展望台へ行きませんでした。
黒部ダムを中心に観光したい場合は展望台まで上がってもよいと思いますが、今回はダムの上を歩き、全体の規模を見られただけで十分でした。
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| 黒部ダム |
扇沢から長野駅
黒部ダム駅からは、16時05分発の関電トンネル電気バスに乗りました。車内では座れず、立ったままトンネルを抜けました。
16時20分頃、長野側の終点となる扇沢へ到着しました。
扇沢は土産売り場がかなり充実しており、17時のバスまで買い物を楽しめました。
長野駅行きのバスは、座席の4分の1から3分の1程度しか埋まっておらず、車内は空いていました。
ただし、長野駅まで約1時間50分かかり、運賃は4,300円です。アルペンルートを抜ければすぐ長野駅という感覚でいると、予想以上に遠く感じます。
長野駅には18時58分頃に到着しました。
長野駅で夕食を食べて大宮へ
長野駅では「長寿食堂」に入り、山賊焼き定食を食べました。3種類の味で食べられる、比較的健康的な内容の定食でした。
その後、20時37分発の北陸新幹線「はくたか」に乗り、大宮へ帰りました。
長野や松本でもう1泊することも考えましたが、疲れた状態で翌日遅く帰宅するより、土曜日のうちに帰り、日曜日を休養に使う方がよいと判断しました。実際、帰宅は遅くなりましたが、この判断でよかったと思います。
まとめ
- 富山駅を8時に出れば、室堂を散策して長野駅まで1日で抜けられた。
- 電鉄富山駅から長野駅までの交通費は合計16,150円。
- 美女平では定刻に合わせて複数のバスが運行され、最後の便は空いていた。
- 立山高原バスは進行方向左側、黒部平方向の立山ロープウェイは右側の窓際を確保したい。
- ホテル立山のレストランは11時30分頃には待たずに入れたが、12時過ぎには長い列ができていた。
- 6月中旬の室堂は気温9度で、長袖、パーカー、薄手のダウンベストでちょうどよかった。
- 1泊2日のリュックなら持ち歩けたが、荷物が多い場合は室堂散策の負担になりそう。
- 扇沢から長野駅までは約1時間50分、4,300円と意外に遠くて高い。
- 最も印象に残ったのは室堂の雪景色、野生の雷鳥、大観峰からの景色。
- 最も気になったのは立山ロープウェイの混雑。
長年行きたいと思っていた場所だったこともあり、全体としては満足しています。乗り物を乗り継ぐだけで、高山帯、雪景色、ダムまで一度に楽しめる場所はなかなかありません。
季節が変われば景色も大きく変わるため、次は黒部ダムの観光放水がある時期に訪れたいと思います。将来的には、宇奈月温泉から黒部宇奈月キャニオンルートを経由するルートも利用してみたいです。
(2026年6月訪問)






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