プノンペンのフェリーに乗って川からの絶景を楽しんでみる

 プノンペンの街の東側を流れるトンレサップ川。リバーサイドからよく見えるソカホテルをはじめ、このトンレサップ川を挟んだ反対側のチュロイチョンバー半島は、拡大を続けるプノンペンにおいて残された貴重な土地として、当面の間は活発な開発が続きそうな気配です。
チュロイチョンバー半島を往く

 プノンペンの街の北側には日本橋とも呼ばれているチュロイチョンバー橋がかかっているので車で半島へ行き来することができますが、今回はリバーサイドと半島の先端を結ぶフェリーに乗船する機会に恵まれたので紹介したいと思います。

 私はチュロイチョンバー橋を渡って半島側からフェリーに乗りましたが、夕刻時のチュロイチョンバー半島はカンボジア人カップルであふていました。方角的に川の先にプノンペンの街があり、その後ろ側に日が沈むので街がオレンジ色に染まってきれいです。
カンボジア人のデートスポットになっている
フェリーは半島の先端にあるソカホテルが運航しています。ソカホテルはプノンペンを代表する大規模な高級ホテルですが、私にはまだ縁がありません。
ソカホテル近くのフェリー乗り場

 ホテルには縁がありませんが、ホテル近くから出ているフェリーはホテルの利用者以外でも乗ることができます。半島側の乗り場は半島先端のソカホテル近くから、市街側の乗り場はカジノホテルNaga World近くのArey Ksatという港から出ています。
フェリー時刻表
フェリーは2017年1月現在の時刻表で1日10往復、所要時間は15分です。

フェリー上にて
フェリーはバイクと車で時間前にいっぱいになりました。定刻ちょっと前に到着した車は乗り切れずに引き返していました。見た目からしてホテル利用者は多くなく、ぷらっと半島をドライブしに来たようなカンボジア人の客が大半でした。
船上から眺めるプノンペンの街
プノンペンの街を川から楽しむのは観光客向けのリバークルーズがありますが、数十ドルするのでなかなか乗れません。このフェリーは車一台乗っても数千リエルで済むので、お得に川からの景色が楽しめます。
 リバーサイドにいると気づきにくいですが、プノンペンって意外と明るいんだなあということに気づきます。それと川から見るスカイラインの形がきれいです。
光っているのはNagaWorldのディスプレイ
15分ほどで楽しめる手軽な船旅ですが、街の中にいるだけでは見れない景色や夕刻時の川から吹く気持ちのいい風を楽しんでリラックスできるだけでも十分に価値のある時間を過ごせると思います。夕刻時はプノンペン市街の道路も混雑するので、渋滞の迂回がてら利用するのも良いと思います。

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